catmanさんの映画レビュー・感想・評価

catman

catman

近未来戦争/オメガ帝国の崩壊(1985年製作の映画)

3.5

1985年公開。イタリア製スーパーチープなマッドマックス2のパチモン系ポンコツSFアクション。主演のR.ギンティはメルギブよろしくニヒルなアンチヒーローを気取ってはいるものの、ただボソボソとちっさい声>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

これもやっぱり同窓会映画。それ以上でもそれ以下でもない。ファンには嬉しいのかもしれないが、自分は退屈してしまった。

フェラーリ(2023年製作の映画)

3.0

え!フェラーリの映画なのに英語なの?そりゃないぜ〜。天国のエンツォが泣いてるぞ。映像演出演技すべて一級品なんだけど自分にはハマらず。

未来帝国ローマ(1984年製作の映画)

5.0

1984年公開。ルチオ・フルチによるとても素敵なスーパーB級 近未来ディストピア系デスゲームバイオレンスSFポンコツアクション。これはシュワの『バトルランナー』の元ネタに違いないと錯覚してしまう。主演>>続きを読む

ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

4.0

ネタバレあります

1980年公開。「ファイナル・カウントダウン」と言ったら北欧メタルじゃなくて断然こっち派。40年振りに観たところ、むちゃくちゃ面白かった。途中までは。
F-14トムキャットが零戦と
>>続きを読む

ノーマンズ・ランド(1987年製作の映画)

3.5

午後ローで。(一度言ってみたかった)。
ポルシェばかりを狙う窃盗グループへ新人警官が潜入捜査をしていると、次第にグループのリーダーとの間に友情が、リーダーのピュアな妹とは愛が芽生え...という、どこか
>>続きを読む

アリゲーター(1980年製作の映画)

4.5

1980年公開のB級モンスターパニック。但しショック演出は控えめで、それよりも不意に現れ次々と人を襲う巨大ワニをシリアルキラーと位置付けると、80年代らしい正統派コップムービーとして楽しめるオツな一本>>続きを読む

ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

3.0

追悼D.サザーランド。制作総指揮を務めるスティーブン・キング原作のゴシックスリラー。短編小説の映画化に散見される、着想は面白いのに無理やり長編にした様な間延びする感覚が本作にもあって、特に終盤の展開が>>続きを読む

陸軍中野学校(1966年製作の映画)

4.0

ネタバレ気味です

1966年公開。テンポが良く緊張感が緩まない増村監督のタイトな演出が良い。傑作との声に異論は無いけど、超優秀な青年達が熱心なカリスマ上司の思想に染まり洗脳される過程の描写が駆け足過
>>続きを読む

トリガー・ウォーニング(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェシカ目当て。タイトルのTrigger Warning=閲覧注意って自虐なのか?内容がスッカスカ。話がずっと停滞したまま全くドライブしないから凄い。何を見せたいのか、何を語りたいのか、何を作りたいの>>続きを読む

アトラス(2024年製作の映画)

3.0

近未来におけるAIと人間の関係性をテーマとしながらも、物語の展開は既視感いっぱいで新鮮味や独創性に極めて乏しい。かなり好意的に言い換えると、王道・鉄板。実際のところ80〜90年代SF映画の雰囲気がちょ>>続きを読む

ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは傑作なのでは?意図せず父の日に観た本作は父親の映画であった。家族愛や自己犠牲の尊さを説くお決まりの物語も、怪獣の赤ん坊のデザインも全く好みじゃないんだけど、その辺りはキッズの為に作られているのか>>続きを読む

コンティニュー(2021年製作の映画)

3.0

『炎のデスポリス』でそのセンスに痺れまくったジョー・カーナハン監督作。なんだけど、残念ながらハマらず。一人称のタイムリープものなので致し方ない面はあるとは言え、説明のためのモノローグが全編に渡って流れ>>続きを読む

36時間(1964年製作の映画)

4.0

1964年公開。WWII末期の1944年、Dデイを目前に控えポルトガルに潜入していた連合軍スパイがカフェで意識を失ってしまい、目が覚めると其処は何と1950年の米軍病院。軍医から戦争は連合軍が勝利を収>>続きを読む

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

5.0

オープニングでまさかの「ダーティハリー2」のテーマ曲が。1じゃなくて2なのが確信的。フフン、どうせまたオフザケが過ぎるB級クライムアクションなんでしょって思ったら度肝を抜かれた。すっげー面白い。ずっと>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

5.0

大満足。引っ掛かるポイントは幾つかあるんだけど、それらを軽く凌駕する素晴らしい映像&アクション。劇場でこんな映画を観られるって凄く幸せ。ジョージ・ミラー(79)半端無いな。傑作だと思います。

>>続きを読む

プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

4.0

1984年公開。自分が普段あまり観ないタイプのヒューマンドラマ感動作。優しが沁みる。主演のサリー・フィールドがオスカー獲るのも納得の名演技。脇を固めるD.グローバーとJ.マルコヴィッチ、二人とも上手だ>>続きを読む

脱獄の掟(1948年製作の映画)

4.0

1948年公開の異色フィルムノワール。邦題からは脱獄モノを連想するけど、メインとなる物語は脱獄した後の逃避行。脱獄犯の男と、彼を手助けする愛人と、その二人に人質として連れ回される女性弁護士による風変り>>続きを読む

怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)

3.5

1954年『ゴジラ』のUS再編集版。初見。ズタズタに切り刻まれているのは想定内。ただオリジナルにあった原水爆に関連するシーンの大半がカットされてしまい、ハリウッドで追加撮影されたチープなドラマパートで>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

物語の主軸はあくまでもモンスターの世界側にあり、ウェットな人間ドラマでグダグダと停滞させる様な事はせず、最初から最後まで息つく間もなく畳み掛ける展開が良い。ゴジラのキャラクターを含めて情緒性が失われた>>続きを読む

スペース・パイレーツ(1984年製作の映画)

4.0

1985年公開のB級スぺオペアクションコメディ。公開当時はスターウォーズの出来損ないの一つとして見当違いな酷評を受けたことは想像に難くなく、自分も若い頃に観ている筈なのに全く記憶にない。ただ本作もまた>>続きを読む

暴走機関車(1985年製作の映画)

5.0

1985年公開。初見。なんてこった!めちゃくちゃ面白い。黒澤明の原案が優れている事もあるのだろうけど、緊張感漲る演出とド迫力の撮影、豪雪のアラスカと言う壮絶なロケーション、スタッフの気合いと役者陣の熱>>続きを読む

REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ザック・スナイダー、この人やっぱり合わないな。仮にこの古臭いスタイルが狙っているものだとしても、全く良いと思えない。

キャッチ22(1970年製作の映画)

5.0

1970年公開の反戦ブラックコメディ。スゲー面白い。この映画を素晴らしいと思う一番の理由は見事な撮影で、さっそく目を見張るオープニングのワンカット長回しに、B-25の実機が次々と基地を飛び立つ圧巻の離>>続きを読む

サラウンデッド(2023年製作の映画)

3.5

レティーシャ・ライト主演の西部劇。帽子を目深に被った彼女は、顎のラインや口元が、華奢な身体のシルエットと相俟って何処となく若い頃のマイケル・ジャクソンを思わせる。レミントンを構える姿もシュッとしていて>>続きを読む

バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1987年公開。初見。前回ここへアップした自分の「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」に頂いたコメントに本作への言及があったので早速観た次第。なるほど、この緩めで癒し系の世界観は確かに双方に通ずる>>続きを読む

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット(1984年製作の映画)

5.0

1984年公開。ニューヨークのハーレムへ降り立ったアフロアメリカン(ブラザー)そっくりなエイリアンと地元の人々との交流を描く風変りでユニークなSF映画で、制作費35万ドルというスーパー低予算によるイン>>続きを読む

ビューティフル・ゲーム(2024年製作の映画)

3.0

ネトフリオリジナル?ホームレスワールドカップを通じて若者の成長を描くイギリス映画。どうせ安直なスポーツ系ヒューマンドラマなんだろうという偏見による予測をするものの、音楽にフェラクティがフィーチャーされ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

長尺に躊躇っているあいだに劇場公開を逃してしまった完結編。1〜3をおさらいしてから臨んだこともあって大変な見応えであった。「凄ぇ...」しか感想が出て来ない。全てをやり遂げたチャド監督とキアヌに天晴れ>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

知的でハイセンスなブラックコメディ。ジェフリーライトに外れ無し。

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

4.0

辛めの評価が多いのは理解できるけど私は好きですコレ。キャスティングが全般的に良いから観ていて楽しい。レグイザモとゴギンズに外れ無し。音楽の使い方も好き。エンドクレジットのアニメも良いセンス。THE ち>>続きを読む

エージェント・トリガー(2021年製作の映画)

3.0

カナダ産のB級スパイスリラー。主演がバリー・ペッパーでなかったら途中で観るのを止めてしまったと思う。逆に言えば、彼の芝居と存在感に魅力があるから最後まで観ていられる。とにかく脚本が弱くて話が面白くない>>続きを読む

バッド・グランマ(2017年製作の映画)

3.0

70s〜80sにありそうなタイトルのスリラーテイストなブラックコメディ。一応グロいシーンはあるものの、あっさりし過ぎていて闇とエグ味が足りない。全てが軽い。ジャッジ・ラインホールドは歳を重ねて良い顔に>>続きを読む

クライアント・リスト(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

途中までは楽しく観られた。終盤になってからの話の畳み方には呆れるしかない。倫理観がヤバ過ぎる。あと説明用の独り言が邦画並みに酷い。

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ観たいのに地元でやってません。何とかしてええええ

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

不死身の老兵がナチス相手に無双するフィンランド産アクション。セリフは全編英語。つまりそういう事。主人公が殆ど喋らず説明的な独り言が一切無いのは好感度がすこぶる高い。敵も味方も登場人物の背景が見えないの>>続きを読む