ネタバレあります
えっ、これ傑作なのでは!? 1950年公開の人種問題を扱ったサスペンスノワール。『復讐鬼』って邦題は安っぽいけど、原題の『NO WAY OUT』は本作のテーマを的確に表していて、主>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
色々とくだらねぇ〜(悪い意味で) むろん意図的なんだろうけど、いくら何でも中2病が過ぎるでしょう。って思うのは俺がステイサムの事そんなに好きでもないからなのかな。尺が短いのが救いだった。
ルッソ兄弟監督作。声の出演も含めてすっごい豪華なキャストに豪勢な映像、予想通り手堅くまとめられたハイクラスなSF映画。普通に楽しめるんだけど、普通以上のものが無いので全てがサラサラしていて自分みたいな>>続きを読む
1966年公開のシリーズ第二弾。一作目とは対照的に、子供が全く出て来ない。いいね!物語はいちおう前作のラストから続いていて、ガメラを火星に送り届けるために打ち上げられたロケットが、何と地球へ向かって飛>>続きを読む
東宝ゴジラから7年後の1965年公開。大映初の怪獣映画としては大健闘、手作り感あふれる特撮映像にスタッフの奮闘努力が偲ばれる。炎上するコンビナートのシークエンスから大島のロケット発射基地へガメラを誘導>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1978年公開。ハシシ密輸の現行犯で逮捕されたアメリカ人青年が、現地トルコでぶち込まれた刑務所でサイコな所長に人権を蹂躙され続けながらも不屈の闘志で脱獄を果たすヘヴィなヒューマンドラマ。アラン・パーカ>>続きを読む
なんじゃコレおもしれー!センスの塊。良いねオーストラリア。というか、監督のケアンズ兄妹に興味津々。と思ってフィルモグラフィーをチェックしたらスプラッター&スラッシャーが並んでいて完全にビビる。コンディ>>続きを読む
「わるきゅーれ」はハマれなかった阪元監督、本作でも漫画チックな世界観は相変わらずながら、尺が1時間ちょっとなので中弛みせず一気に最後まで楽しめるのが良い。畳み掛ける展開は途中で我に帰る(シラける)暇が>>続きを読む
1938年公開。清水宏監督。これもめちゃめちゃ良いな~。この情感豊かなドラマと美しい撮影を、自分の貧弱な語彙では語る事が出来ない。旧い名作を続けて観ていると、現代の映画って色々と余計な事をし過ぎなんじ>>続きを読む
1936年公開。清水宏監督。天城峠の細い街道を走る路線バスの心優しい運転手(=ありがとうさん)と、その乗客や地元民との交流を描くユーモアと慈愛に満ち溢れた人情ドラマ。何だこれは、めちゃめちゃ良いじゃな>>続きを読む
1949年公開。当時37歳、駆け出し時代のドン・シーゲルによるコメディタッチのフィルムノワール。前置きや説明を省いた無駄の無い小気味よい作風が既にこの時点で確立されている事に驚く。アクションも話の展開>>続きを読む
ボギー主演『サハラ戦車隊』(1943)のリメイクで、1995年放映のTVスペシャル。手堅くまとめられてはいるが、オリジナルと比較するとキャラクター造形が弱い分だけドラマも弱いという印象。J.ベルーシは>>続きを読む
1943年公開。コンパクトな車体に10名ほどの兵士を乗っけてアフリカの砂漠をトコトコと敗走する1台のM3が味わい深い。スタイリッシュな独軍戦車とは対照的なこの不格好な米軍の中戦車に段々と愛着が沸いて来>>続きを読む
2010年公開。不満は少なくないけど、それらをまとめて吹き飛ばすほど主演の二人が素晴らしい。キャスティングの勝利。特に成海璃子。北乃を横目で睨み付ける険しい表情がもう完全にイーストウッドで最高。
このレビューはネタバレを含みます
A24 やっぱり自分には合わないわ〜。苦手だ。
平気でバンバン人を撃ち殺す赤サングラスのヤツがヤバすぎ!!って思ったら『ブレイキング・バッド』のあいつじゃん!!🤣
1974年公開。R.コーマン印のカンフー・ブラックスプロイテーション。前年公開の『燃えよドラゴン』のチープなパチモン系。一番のストロングポイントは主演ジーン・ベルの美貌で、アフリカン・アメリカン初のプ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分の好みではない気がしてずっとスルーしていた一本。今さら観たところ、やっぱり全然ハマらず。苦手だ。ゾーイ・サルダナがトレッキーという設定にだけフフッとなった。
1964年公開。殺人事件の容疑者から強引に自白を引き出した後にアリバイを証明する証拠品が出現。目前に迫った死刑が執行される前に真相を突き止めようと奔走する見廻り役人たちの奮闘を描く。地道な捜査が展開さ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1960年公開。西村晃vs金子信雄による演技対決が熱い(西村に軍配)。脚本も演出も巧みなサスペンススリラー。撮影も良い。舞台は直江津の地方銀行。出世欲が強く狡猾で独善的な行員の金子と、その同期で友人で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1963年に日本一を達成した巨人軍の奮闘ぶりを、何と選手たち本人を役者に起用して描く虚実混交のスポーツ人情ドラマ。 同年のシーズンオフに制作され、翌1964年に公開。今じゃとても考えられない企画。
栄>>続きを読む
2010年公開。『チャレンジャーズ』で印象的だったトレント&アッティカス繋がりでふと思い出したのが本作。もう15年前なのか〜。この2010年はInstagramがサービスを開始した年で、自分はその頃か>>続きを読む
冒頭の、トレント&アッティカスによる四つ打ちが静寂を破って音圧高めに鳴り出し、カメラがコートを横断しながらゼンデイヤへズームインするシーンで、「こ、この映画はやんごとねぇな!」とビビる。決して自分の好>>続きを読む
1997年公開。前半は不穏なムードが充満する田舎ホラー系サイコスリラー、後半はハイカロリーでスペクタクルな暴走アクション。無駄が無く手堅い演出、小技も効いていて、これもまたいわゆる“監督の職人的手腕が>>続きを読む
クリスマスのLA(国際空港)が舞台と言う、いわゆるひとつのジャンル映画。これもまた90sテイストが漂うクライムサスペンスアクションで、例によって設定や脚本に色々と無理(穴)がありながらもツッコミ無用の>>続きを読む
2003年公開。90sの残り香漂う軽薄なバディ系ポリスアクションコメディ。劇中でしつこく繰り返し鳴らされるハリソンのガラケーの着メロがテンプスのMy Girl、彼が自宅のオーディオで聴くお気に入りの曲>>続きを読む
1966年公開。五社英雄によるクライムサスペンス。一定のスリルはあるんだけど、親を亡くした憐れな子供の話がサブプロットなので、ウェットな人情ドラマの要素が色濃くフィルムノワールになり切れていない。子役>>続きを読む
1996年公開。邦題のセンスは全く好みではないけれど、『誘導尋問』で印象に残ったアリソン・エリオット主演という事で鑑賞。かなり地味な作風ながら真面目で良質な人間ドラマに惹きつけられる。センチメンタルに>>続きを読む
1976年公開のセクシーポリス・アクションコメディ。いわゆる艶笑喜劇。物語は空っぽで中身ナッシン、役者陣はグダグダでギャグも全然笑えない。エロ要素もほんのオマケ程度。でも「そこがいいんじゃない」って言>>続きを読む
2012年公開。序盤のMan In The Mirror でまんまとハートを鷲掴みにされる。なにしろ楽曲が強いんで。クライマックスで繰り出されるスライのI Want to Take You Highe>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2006年公開。余命系年末年始ハートウォーミングコメディ。正直に言うと、ドラマもギャグもスカスカ、全く毒が無い御伽話という自分の苦手ジャンルなんだけど、ラティーファが大好きなのでまあまあ観ていられる。>>続きを読む
1999年公開。精神科病院を舞台にした繊細なヒューマンドラマは確かに『カッコーの巣の上に』を想起させる。制作総指揮を務めるのが実際にセンシティブな人であるウィノナ・ライダー。彼女を筆頭に役者が皆揃って>>続きを読む
1999年公開。クライムスリラーとしては平均的と言うか凡庸と言うか、唸るような仕掛けも演出も見当たらないのだが、とにかく当時まだ20代前半の瑞々しいアンジェリーナ・ジョリーが素晴らしい。その美貌もさる>>続きを読む
1984年の邦画にこんな傑作/怪作があっただなんて。度肝を抜かれた。尋常じゃない熱量。撮影が美しく、印象的なショットが満載。主演の白都真理に目が眩む。彼女の映画出演が少ないのは本作で燃え尽きたからなん>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1964年公開。既視感のあるプロットは意外性に乏しいものの、これもやっぱり撮影が良くって、多彩なカメラワークによる長めのカットが幾つもあり、緊張感とアクションに富んだ映像に惹き込まれる。殺陣のバリエー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
御大の一貫したテーマである「正義」「真実」というものの危うさ・不確かさを突きつけて来るド傑作サスペンス。前作では、内容はともかく彼の新作が観られるだけで幸せなのだという思いでいたところ、ここへ来て冴え>>続きを読む
1963年公開。素数系集団時代劇アクション。17人って多過ぎないか!?って思うと割と早い段階でバタバタと居なくなって、終盤まで残る7人(素数)がメイン。派手な忍術は控え目に忍者の非情な世界観を描く乾い>>続きを読む