catmanさんの映画レビュー・感想・評価

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暴走機関車(1985年製作の映画)

5.0

1985年公開。初見。なんてこった!めちゃくちゃ面白い。黒澤明の原案が優れている事もあるのだろうけど、緊張感漲る演出とド迫力の撮影、豪雪のアラスカと言う壮絶なロケーション、スタッフの気合いと役者陣の熱>>続きを読む

REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ザック・スナイダー、この人やっぱり合わないな。仮にこの古臭いスタイルが狙っているものだとしても、全く良いと思えない。

キャッチ22(1970年製作の映画)

5.0

1970年公開の反戦ブラックコメディ。スゲー面白い。この映画を素晴らしいと思う一番の理由は見事な撮影で、さっそく目を見張るオープニングのワンカット長回しに、B-25の実機が次々と基地を飛び立つ圧巻の離>>続きを読む

サラウンデッド(2023年製作の映画)

3.5

レティーシャ・ライト主演の西部劇。帽子を目深に被った彼女は、顎のラインや口元が、華奢な身体のシルエットと相俟って何処となく若い頃のマイケル・ジャクソンを思わせる。レミントンを構える姿もシュッとしていて>>続きを読む

バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1987年公開。初見。前回ここへアップした自分の「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」に頂いたコメントに本作への言及があったので早速観た次第。なるほど、この緩めで癒し系の世界観は確かに双方に通ずる>>続きを読む

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット(1984年製作の映画)

5.0

1984年公開。ニューヨークのハーレムへ降り立ったアフロアメリカン(ブラザー)そっくりなエイリアンと地元の人々との交流を描く風変りでユニークなSF映画で、制作費35万ドルというスーパー低予算によるイン>>続きを読む

ビューティフル・ゲーム(2024年製作の映画)

3.0

ネトフリオリジナル?ホームレスワールドカップを通じて若者の成長を描くイギリス映画。どうせ安直なスポーツ系ヒューマンドラマなんだろうという偏見による予測をするものの、音楽にフェラクティがフィーチャーされ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

長尺に躊躇っているあいだに劇場公開を逃してしまった完結編。1〜3をおさらいしてから臨んだこともあって大変な見応えであった。「凄ぇ...」しか感想が出て来ない。全てをやり遂げたチャド監督とキアヌに天晴れ>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

知的でハイセンスなブラックコメディ。ジェフリーライトに外れ無し。

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

4.0

辛めの評価が多いのは理解できるけど私は好きですコレ。キャスティングが全般的に良いから観ていて楽しい。レグイザモとゴギンズに外れ無し。音楽の使い方も好き。エンドクレジットのアニメも良いセンス。THE ち>>続きを読む

エージェント・トリガー(2021年製作の映画)

3.0

カナダ産のB級スパイスリラー。主演がバリー・ペッパーでなかったら途中で観るのを止めてしまったと思う。逆に言えば、彼の芝居と存在感に魅力があるから最後まで観ていられる。とにかく脚本が弱くて話が面白くない>>続きを読む

バッド・グランマ(2017年製作の映画)

3.0

70s〜80sにありそうなタイトルのスリラーテイストなブラックコメディ。一応グロいシーンはあるものの、あっさりし過ぎていて闇とエグ味が足りない。全てが軽い。ジャッジ・ラインホールドは歳を重ねて良い顔に>>続きを読む

クライアント・リスト(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

途中までは楽しく観られた。終盤になってからの話の畳み方には呆れるしかない。倫理観がヤバ過ぎる。あと説明用の独り言が邦画並みに酷い。

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ観たいのに地元でやってません。何とかしてええええ

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

不死身の老兵がナチス相手に無双するフィンランド産アクション。セリフは全編英語。つまりそういう事。主人公が殆ど喋らず説明的な独り言が一切無いのは好感度がすこぶる高い。敵も味方も登場人物の背景が見えないの>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

退屈したわけじゃないのに中盤を過ぎたあたりで寝てしまった。長尺映画はインターミッションを設けてくれないかなあ。割と真剣にそう思ってます。ジジイなので。

近いうちにリベンジに臨みます

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

興味はあったけど苦手なテーマに思えて敬遠していた一本。慈愛とユーモアに満ちた映画であった。世紀の大スキャンダルを扱いながら娯楽映画としてしっかり成立しているのが見事。立体的なカメラワークによるスケーテ>>続きを読む

トランサーズ/未来警察2300(1985年製作の映画)

4.0

みんな大好きエンパイアピクチャーズによる1984年公開の B級SFアクション。スモークが立ち込める近未来の夜の街、エドワード・ホッパーを意識した様なダイナーにロングコートを着た刑事のモノローグが聞こえ>>続きを読む

バトルランナー(1987年製作の映画)

4.0

1987年公開のディストピア近未来SFアクション。ローラボールと同じデスゲーム系。80sマナー全開。スーファミの『スマッシュTV』みたいな世界観が楽しい。バトルランナーのつるつるスーツ(adidas製>>続きを読む

女記者フライデー/謎の暗殺計画(1975年製作の映画)

5.0

1975年公開のブラックスプロイテーション。キャッチコピーが「WHAM! BAM! HERE COMES PAM! 」という割に彼女自身によるアクションは殆ど見られないけど、その分最高にチャーミングな>>続きを読む

ジャン=ポール・ベルモンドの 恐怖に襲われた街(1973年製作の映画)

4.0

1975年公開。サイコな連続殺人犯を執拗に追う暴走しがちなハミ出しデカが主人公(ヘリンボーンジャケット着用)。即ち仏版ダーティハリー。ユルユルな脚本は置いといて、本作の一番のストロングポイントは兎にも>>続きを読む

怪人スワンプ・シング/影のヒーロー(1982年製作の映画)

3.5

1982年公開。DCコミックス原作のB級モンスターホラーアクション。もちろん好感度は高め。ただストーリーが清々しいほど王道過ぎちゃって、もう少し捻り(闇)が欲しい。それとレイ・ワイズ扮するSWAMP >>続きを読む

エイリアン・コップ(1990年製作の映画)

3.5

1990年公開。「ヒドゥン」「ターミネーター」「スターマン」等の要素をミックスした80年代ムード全開のB級SFムービー。悪かないんだけど、あともうちょっとで凄く面白くなりそうな気がして惜しい、と思って>>続きを読む

忍びの者(1962年製作の映画)

4.0

ネタバレあります。

1962年公開。大映らしいエンタメに振り切った忍者アクション(メロ)ドラマ。主演は市川雷蔵、ヒロインは藤村志保という強力タッグながら、最も印象に残るのは怪し過ぎるキャラクターを
>>続きを読む

ローラーボール(1975年製作の映画)

4.0

1975年公開。70sテイストの癖が強いディストピア系バイオレンスSFアクション。良いですねえ。パイプオルガンがバッハを奏でる不穏なオープニング。暗い画面に浮かび上がる「ROLLERBALL」のタイト>>続きを読む

幸せは、ここにある(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

認知症を患うベテランコメディ作家が快活な黒人女性に支えられながらトラウマを克服し家族愛を取り戻すというハートフルなヒューマンドラマ。THE良い話し。ビリー・クリスタルとティファニー・ハディッシュのキャ>>続きを読む

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

4.0

風変りな近未来SFブラックコメディ青春ホームドラマ。面白い!テーマ自体にさほど捻りは無く割とストレートな社会風刺ながら、予想の斜め上を行く物語の展開に加えアイロニーとユーモアのブレンド具合が良い塩梅で>>続きを読む

60ミニッツ(2024年製作の映画)

3.0

ステゴロ映画あるある。殴り合いの尺が長過ぎる。チンピラが強烈なパンチやキックを何発も受けて普通は立っていられるわけないでしょ。盛り上げ演出の度が過ぎるのでせっかくプロの格闘家を起用しているのにリアリテ>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

5.0

BAND AID&USA FOR AFRICAリアタイ組です。まさか2024年になってこんなものが観られるとは。自分は痛飲すると一方的に人と肩を組んでWe Are The Worldのコーラスパートを>>続きを読む

ザ・ウォッシュ(2001年製作の映画)

3.5

2001年公開。元ネタは76年のクラシック「CAR WASH」なんだろうけど、こちらはスタッフもキャストも映画としてはアマチュアと言って良いレベルで、一言で言うと稚拙。ただハリウッドコメディの王道を意>>続きを読む

バンパイアの惑星(1965年製作の映画)

3.5

1965年公開。イタリアのB級SFホラー。展開と雰囲気が何処となく「エイリアン」みたいだなって思いながら観ていると、未知の惑星を探索している宇宙船のクルーが怪しい密室の中で巨大な人骨に遭遇するシーンが>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤のトレーラートラックに衝突しそうになるシーンでさっそく声を上げてビビる。恐怖演出と画づくりは上手いと思う。劇場で観たらさぞや。基本的にワンシチュエーションなのに簡単に飽きさせないのも上手い。ただ夢>>続きを読む

五月の七日間(1963年製作の映画)

5.0

1964年公開。ソ連と核廃棄条約を締結した米政府と、これを国家的危機と捉え水面下でクーデターを企てる軍部との攻防を描くポリティカルサスペンス。
J.ゴールドスミスによる超ソリッドな主題曲×洗練されたグ
>>続きを読む

太平洋の地獄(1968年製作の映画)

5.0

1968年公開。太平洋の小さな孤島に漂着した互いに歪み合う日米二人の軍人のサバイバルを描くジョン・ブアマンによる異色戦争アドベンチャー。めちゃくちゃ面白い。キャストは三船敏郎とリー・マーヴィンの二人の>>続きを読む

最前線物語(1980年製作の映画)

3.0

1980年公開。多くのシネフィルから戦争映画の傑作と評されるサミュエル・フラー監督作。なんだけど、自分にはちょっと合わないというのが正直なところ。散漫で退屈してしまう。ラストもちょっと不満なんだよなあ>>続きを読む

ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

業界の闇を赤裸々に描く実話ベース系。成り上がり者が調子コイて人の道を踏み外してしまうRise and Fallストーリー。アメリカの「オピオイド危機」を掘り下げて知る機会にはなったが、映画としては凡庸>>続きを読む

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