パンダ

羊と鋼の森のパンダのレビュー・感想・評価

羊と鋼の森(2018年製作の映画)
3.8
小説を読んでいたので、その世界観が綺麗に映像化されていて、良かったです。

グランドピアノの解体シーンを見ると本当にフェルトのハンマーと鋼の弦によって、森に響き渡るような繊細な音が広がるイメージが明確になり、
調律されたピアノをコンクールを目指す姉妹が弾くシーンは、ピアノ全体が鳴っていて、生き生きしてて、ピアノのすごさを実感します。

この映画は、外村という青年の成長物語ですけど、自然の中で、余計な雑音が少ない環境で育った彼の耳は、ピアノの繊細な音を聞分け、森の響きを最大限引き出す調律師になってくれるのじゃないかなと思わせてくれました。
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