森の匂いがした。
森の木々が揺れる匂い。
昔は山も野原も良かったから、
羊もいい草を食べてたんですねぇ〜
冒頭の森を意識した静かなイメージに、
むしゃむしゃ美味しく草を食べてる羊がフェードインしてきて
このギャップにニヨニヨしてしまいました笑
羊かわいいなぁ。。
と、まぁそんなことは置いといて
とても綺麗なお話でした。
師に弟子入りする調律師の話。
「あの山の森が鳴らされている」
すごい表現だと思った。
ピアノの音を森に例えるなんて、
某有名漫画のタイトルを思いだしますが、、
また違うニュアンスで響くとはこのこと。
青臭くも人の機微に触れ、
映像美と良質な音色で美しい作品に仕上げている。
そんな印象でした。
「ピアノで食べていくの大変だよ?」
「ピアノを食べて生きていくんだよ!」
生きるエネルギーとは素晴らしいものです。
何を糧に、何を目指すかはきっと、
「好き」の先にあるのだと思います。
ただ、途中の表現は少しありきたりというか、
ちょっと読める展開に正気に戻ってしまうところがあり、、
特に水中のシーン。
あの辺がなぁ、、