このレビューはネタバレを含みます
かなり、かなり元気をもらえる素晴らしい映画だった。いつもとりあえず話題作は見てみる私だけど、卓球に馴染みがなさ過ぎて今までなんとなーく観てこなかった映画。コメディ要素もあり、感動要素もあり、恋愛もあり、いろんな意味で楽しめた。
かなり個人的な話になるけど、最近自分に自信が持てず、こういう時こそ何か頑張ってる人の映画が観たくて借りた。
私はたまこくらい昔から男運がなく、周りの友達が結婚出産していく中で自分だけ置いていかれている恐怖を誤魔化すために最近仕事に没頭していたけど、目標達成が見えづらい職種ってこともあって頑張ってもなかなか自分の身にできているのかわからない。なんでみんなと同じように生きてるのに私だけ?なんでみんなみたいに上手く生きられないこと?って思うことが多かった。始めの頃のたまこと同じ。
だからこそハギの言った
「何やっても不器用な奴もいる、でも一生懸命生きてる奴、馬鹿にすんなよ。」
って言葉が自分に響きまくって。なんか泣けた。
ひとまず蒼井優ちゃんが本当に面白い。才能お化けかと思う。
玄関にラー油まいとけ、は本当笑った。日常のアイテム出してくる笑いは毎度個人的につぼるのだ。
最後の試合奮闘の末、負ける。でもたまこが当初掲げていた目標ってのは達成できたんだと思う。結果って勝ち負けじゃなくて、自分がどれくらい成長できたかっていうか。あの終わりはあの終わりでよかったかなぁ!
また塞ぎ込んだときとかは観たい作品。
心からのありがとう。