メアリーの総ての薄のレビュー・感想・評価

「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーの伝記+メロドラマ映画。

主に描かれるのはメロドラマの部分なんだけど(ラストにちょろっとフェミニズム的な主張も入る)、そこから離れた自伝的な部分の方が興味深かった。悲惨な人生を小説に投影していくところは面白かったし、wikipediaを見ると実際の人生はもっと波乱に飛んでいるのでちゃんとした伝記映画として描いて欲しかったかな。そうすると興行成績が悪くなるんだけど……。

当時の街並みや服装がしっかり再現されていて、撮影も含めて映像面でも楽しめる。