ゆみんぐ

メアリーの総てのゆみんぐのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
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フランケンシュタインの怪物の作者にして発明家メアリー・シェリーの半生!それがこの映画。

敬虔で実直なホラー映画ファン…ホラー映画崇拝者は見るべし。怪奇物ファンの偉大な先輩にして怪奇作家の偉大な先達の半生である。


メアリー・シェリーと夫の詩人パーシー・シェリー、新進気鋭の猟奇的な詩人バイロンと友人で医者ポリドリがみんなで旅行して怪奇談義に花を咲かせた、「ディオダディ荘の怪奇談義」が無ければ、インタビューウィズヴァンパイアもトワイライトもフランケンシュタインの花嫁も、もしかしたら狼男物とかゾンビ物も無かったかもしれない。


そんな偉大なホラー作家の心の闇、闇、軽くなっちゃうね、こう書くと。苦悩、絶望、そしてホラー好き、ホラー魂が詰まってます。

基本恋愛がベースにあるんですが。しょうがないよね。恋と愛と裏切りと絶望はホラーのベースなので。わかりあえないという恐怖!絶望!


この映画は怪物的に怖いシーンはあまりないですが、こいつの人間性は怪物だな、と思うシーンがあるのでとても広い意味ではホラー映画だと言いたい。
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