うなぎネコ

メアリーの総てのうなぎネコのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.7
メンタルgothなので(あくまでメンタル)
フランケンシュタインの物語はもちろん
メアリー・パーシー・ポリドリ・クレア・バイロンの
映画のような生涯については、概ね知ってました。
(知らない人は観る前にwikiったらいいかも)
映画になって、彼らにキャラクターが与えられて
時代の空気が演出されて、より生き生きと感じる事ができました。

あの後も、けっこう悲劇が待ってるんだけど…。
メアリーの覚醒には十分でした。
少女から女になってくエル・ファニング!

女(母)は強く、そしてクリエイターぶった男たちなんかより
ずっとクリエイティブな存在だと思う。

いつの時代も、調子こいたバンドマンとかに惹かれ
子を産み、捨てられても立派に育てる
パワフルで創造的な美しい女性はいるんですよ!(実感)

たとえ10代の女の子でも
自分の人生を自分で選んだ覚悟のある女性は
とてもクリエイティブですね。

美しいものも、醜く恐ろしい怪物さえもクリエイトする
女性の想像・創造力はとても偉大だと思う。
フランケンシュタイン博士が作ったモノは怪物ではなく
名前もなく、「クリーチャー」と呼ばれています。

善も悪もない、ただの被創造物です。
創造主=神って、女性なんじゃね?
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