観る前に、ちょうど『フランケンシュタイン』を読もうとしていた私。
メアリーを観に行こうと決めていたので、真剣に作者紹介から読み始める。
ん?16歳で父の弟子の文学者(妻子持ち)と駆け落ちしその奥さんが自殺したあとにやっと結ばれたと?
夫はメアリーの才能に気付いており作品を書くよう促す。嵐の夜お友達4人でふざけて始めた「誰か怖い話を考えてくる」で最終的に出来上がったのがこの『フランケンシュタイン』だと?
私の道徳レベルでは到底ついていけない話だったので、素敵なポスターに魅了されていたのにだいぶ観る気失せてしまった。まぁせっかくだしアップリンク吉祥寺にも行ってみたかったので足を運ぶ。
序盤は、まるでシンデレラのように心の行き場のなかった少女メアリーが文学そして将来の夫であるシェリーと出会うまでの話。
そして中盤からの嵐。過酷な人生、幸せのはずが安心感など得られない恋。ポリアモリーのくだりが気になりすぎた。(一言で、クソ)
あのポスターを見せられたら全く別のものを想像してしまうのでね。乗っからないままクライマックスを迎える。しかしドクター(ベン・ハーディ我らがロジャー)の最後には心打たれた!
小説『フランケンシュタイン』は本当に傑作だし、作者がどんな人であろうが私にはもう大事ではない…。