まさか18歳が「フランケンシュタイン」を書いていたとは…
先日読み終えた「フランケンシュタイン」が、現代でも全く色褪せないテーマを持った作品で非常に興味を持ったので、まず作者メアリー・シェリーを題材にしたこの作品を観ました。
大変失礼なことにメアリー・シェリーとやらは、オカルト好きのちょっと変わったオバさんと勝手に想像していた私は、あらすじを読んだとき大変驚きました。
「フランケンシュタイン」は18歳の希望に満ちているはずの若者が書くような作品とはとても思えないのです。
自分を産み落とした創造主に愛されないことへの絶望、哀しみ、苦悩。
私が18歳のときは、そんなこと深えたことなどありませんでした💦
ですがこの映画を観て納得がいきました。彼女自身がこのような様々な体験をしていたからです。
第1子の死、夫であるパーシー・シェリーのあまりの奔放さなど彼女の経験こそが怪物を産み出したのだと思います。
彼女の姿が色鮮やかに浮かび上がり、
より一層「フランケンシュタイン」に興味を抱くいい契機になりました。
人生の序盤も序盤でロケットスタートを決めた彼女がその後どう生きたのか、さらに研究したいと感じました。