ヴァイオレットは本当に歌がやりたかったのか?まったくその様子が感じられず、終始、運がいいだけの子供に見える。未来を切り開く根性が感じられない作品。
いや……つまんねー笑
エル・ファニングさんが可愛い以外の要素がなんもない。
シングルマザーを母に持つ移民のヴァイオレット(エル・ファニングさん)は、イギリスの片田舎で暮らしていた。引っ込み思案で心の支えは音楽だけの彼女はある日、世界的なオーディション番組「ティーンスピリット」の出演者を決める予選が開催されることを知る。ヴァイオレットは歌手になる夢をかなえるため、オーディションに参加する。
『バーレスク』を作りたかったのか?にしては感動させられない作品だな。
『バーレスク』はアリ(クリスティーナ・アギレラさん)がこの街に戻ってくると思う?と言い放ち街を出て、テス(シェールさん)に啖呵切ってまで自らの実力を見せつけた。
今作はそういった根性が見えない。
オーディションの前に見つけたアルコール中毒のヴラド(ズラッコ・ブリッチさん)は元人気オペラ歌手。彼に稽古をつけてもらうという、もうダサすぎる設定。歌を気持ちよく歌っただけのオーディションでヴァイオレットを残すと言ってしまう審査員にドキドキハラハラ感もない。
出来レースかと思うようなとんとん拍子に進んでいくストーリー。スターになるための障害なんてありゃしない。
歌がしたい、というよりつまらないこの街から出たいというような思春期の思いプラス、承認欲求のような感じだった。
またヴァイオレットのマネージャーになるヴラドが最初、分け前は半々と言っていた。アルコール中毒でそんなこと言う奴に娘を託す母親がいるか?笑
最終オーディション前夜というのにはっちゃけるヴァイオレットも惨めだし、オーディション前に契約持ち掛ける主催者も意味分からん。
ラスト、今後なにをする?と訊かれたヴァイオレット。この子なにしたいか明確に言えないんじゃないかな、と思ってしまった。
そのぐらい今作にサクセスストーリー要素が無い。
追記
今作のおかげで『バーレスク』またハマってしまった笑
クリスティーナ・アギレラさん歌うまいなぁ。(歌手だから当たり前なんだけど笑)
エル・ファニングさん可愛いけど、歌が上手いとは思わなかった…。
ストーリー : ★☆☆☆☆
映像 : ★★★☆☆
設定 : ★☆☆☆☆
キャスト: ★★☆☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆
cc/この声で、未来を変える