咎

孤独なふりした世界での咎のレビュー・感想・評価

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)
4.0
ピーター・ディンクレイジはデルという孤独な男を身をもって体現できているのが良い。この役は彼じゃないとハマらなかったと思う。エル・ファニングの迷い込んだ天使のような雰囲気もいい。

逆光描写がいいアクセントになっていて夕暮の色彩がとても美しい。

ストーリーはやや中弛みを感じたが久々に程よいSFが観れた感じ。

孤独である事が愛おしい。過去の悲しみや苦しみも捨て去るべきではない。負の感情への寄せ方がとても真摯で優しい。

穏やかで爽快感のある終末。これなら1人でも生きていけそう。
咎