椎良

イット・カムズ・アット・ナイトの椎良のレビュー・感想・評価

3.4
疑念は確信に、握手は暴力に

〈「赤いドアは必ず閉めてロックすること」
感染を恐れ、限界の状況で暮らすひとつの家族。そこへ一人の男が転がり込み一転、疑心に苛まれた者達が取った行動とは。〉

A24発スリラー。
感染を恐れて家に閉じこもるという、コロナ禍のピークに重なるシチュエーション。そして予想通り呆気なく壊れてしまう連携。ポール一家を中心に物語は描かれるが、ウィル一家を中心に据えて考えてもなかなかに怖い。画面サイズの変化はなかなかセンスあると思った

彼らを死へ追い込む「それ」、訳も分からぬまま死ぬ無念。予測できるストーリーではあるが、鬼畜度はかなりのもの
椎良

椎良