あー。
うーーーん。
あたしは好みじゃなかった、ごめんなさい。
というのも
とても予想がついてしまって。
具体的なオチがわかったってことではなくて、
それはむしろ読めなかったんですけど(笑)、
展開について一言で済ますなら、
「こうなるに決まってる」でしょうか。
あたしは医療従事者なので
現実社会の "it" に対して
ものすごく過敏になる人にも
こちらを過敏にするほど無防備な人にも
職場に行くたびに出会います。
そして
誰かがほんのちょっと咳をした、とか
後ろの席に座る人が、額に手を当ててだるそうにしている、とか
小さなことにハッとする日々は
想像以上にあたしたちを疲弊させますからね。
疲れれば疲れるほど
もうそれ以上疲れたくなくなりますし
この人のためなら疲れてもいい、と思える人以外との接触自体がストレスとなって
防衛心からの排除が起こるのは自然というか。
心理描写にも行動にも
なにひとつ驚かされることなく
一人の弱い人間としても
守りたい家族を持つ身としても
うんうん、そうね、そうなるよね、と
すんなり納得がいってしまいましたねえ。