哀愁のシュワルツェネッガー。
劇場公開時見逃してた作品。評判が高かったので、ずっと観たかったんですが、ようやくWOWOW放送で捕まえました。
なんとなくのあらすじを知ってたものの、ほぼほぼ前知識なし。さてさて。
。。。実に実に悲しいお話。
要するに、
悪いことしたら謝る。
ってことなんだけど、アメリカなんかは謝ったら負けみたいな考え方なんですかね。ホントに一言でも、謝罪の言葉があれば事態は変わってたかもしれないのに。金をいくら積まれようと失ったものは帰ってこない。
離れて暮らしてる妻と娘が久しぶりに帰ってくる。シュワルツェネッガー演じる父は、それはそれは彼女達の帰宅を楽しみにしていて、壁には「Welcome」と書かれたボードまで貼り付けちゃってる。
花束持って空港へ。
待ちきれない、待ちきれない。
早く会いたい、早く会いたい。
ところが、妻と娘が搭乗した飛行機の到着時間を書いた表示板になにやら見慣れぬ文字が。。。
事故。
生存者、なし。
呆然の父。
その後、屍のような生活を送るシュワに飛行機会社がとった行動、それは誠意の欠片もない事務的な対応だった。。。
ってお話。
彼が取った行動に関しては多分賛否あるでしょう。
でもやっぱり気持ちは理解できる。やってはいけないことだとはわかっているにしても。
シュワルツェネッガーが演じてるだけに、いつ怒りを爆発させるんだろうと思いながら気がつけば終盤になってました。
静かな、けれども鬼気迫るシュワルツェネッガーの新境地な作品でした。
最後に繰り返しますが。
ホントにホントに悲しいお話でした。