志庵

アフターマスの志庵のレビュー・感想・評価

アフターマス(2016年製作の映画)
3.8
妻が妊娠中の娘に会いに行き一緒に帰って来るのを建設現場で現場監督をしている主人公ローマン・メルニックは楽しみにしていた。
空港で妻と娘が到着するのを待っていたローマンであったが…って2002年実際に起きた【ユーバーリンゲン空中衝突事故】に基づいた話。

"ユーバーリンゲン空中衝突事故"事態記憶に無かった私は作品を観て衝撃と後味の悪さを感じた作品でした…。

被害者遺族…そして様々な悪い条件が重なってしまい事故を起こしてしまった管制官の事件後の話しで各々の心情が描かれている作品。

被害者ローマンの『ただ、謝罪の言葉が欲しいだけ…』という言葉に心が締め付けられてしまいました。

被害者ローマンも管制官ジェイクもどちらも悪くない為…後味が本当に悪い。

ただ、事故を起した会社側の被害者に対する対応よりも…この事件の一番の加害者は"記者"だと思い憤りを感じました…軽率すぎですね。

しかし…こんな作品であっても、シュワちゃん…お決まりの上半身裸になるんですね(笑)
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