リサ

火花のリサのレビュー・感想・評価

火花(2017年製作の映画)
3.7
原作未読。
ドラマ鑑賞済みで観ました。

個人的に映像化としてドラマが100点を出しているので、やっぱりどうしても粗探しをしてしまう。

主人公徳永は、又吉っぽくて口数多くない、人見知りっぽいキャラクターなんですけど、それがあんまり菅田将暉のイメージと合ってない。菅田将暉の地の明るさが勝ってる。でも銀髪は最高。ありがとう。
相方の山下も、描写不足もあるけど、やっぱりドラマの方が魅力的。多分徳永との何気ないやりとりが少なかったせいかなぁ。映画版がダメってわけではなく、ドラマ版好井が好演すぎました。
一方であほんだらの2人は映画の方が好きでした。神谷さんは、桐谷健太が演じることで憎めない可愛さが出てたし、相方の大林はガラ悪くて元ヤン設定が活きてました。

やっぱり山あり谷あり、試行錯誤、挫折、成功、の10年を描くには映画は短すぎました。だらだらと飲み歩く神谷と徳永に本作の醍醐味がある。漫才も一本まるまる見れないのも残念。1番残念なのは最後の漫才。漫才になっていなくて。徳永の演説でした。(笑)泣きながら笑えるような漫才か見たかったです。

実際の芸人がチラホラ出てるのを見つけるのが少し楽しかったです!ソラシド!(笑)

これから観る人はドラマ見る前に鑑賞してください。
見終えた人は是非ドラマも見てみてください。最高です。
リサ

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