CHEBUNBUN

性私刑のCHEBUNBUNのネタバレレビュー・内容・結末

性私刑(1970年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

B級映画の巨匠
ロジャー・コーマンは、
部下が作った作品の最初と
最後10分しか観ないそうだ。

そこに爆発かエロシーンが
なければ失格という
選定を行っている。

そんだけB級映画は
見せ場にシビアなのだ。

そんな中この「性私刑」
はユニークな方法で
冒頭にエロシーンを
入れることに成功した。

それは「物語の
順番を入れ替えた」のだ!

通常だったら、
バイクのレースシーンを入れて
ことの顛末を描いてから、
事件へと展開していく。

しかし、本作では
最初にライバルレーサーの
セックスシーンを存分に
描いてから事の顛末を
描き、その後でまた時系列を
戻して誘拐シーンからの
強姦シーンへと繋げていくのだ。

つまり、
1.レースシーン
2.ライバルレーサーのセックスシーン
3.主人公の強姦シーン
という順番が
2→1→3という形になっているのだ。

そうすることで、退屈なレースシーンを
上手くカモフラージュすることが
できるのだ。


そして、ラストは
誘拐された女が車の中にあった
ショットガンを強奪し、
誘拐犯を射殺して
終わるという
爽快ハッピーエンド!

まさにB級映画の手本となる
映画と言えよう。
是非興味ある方は
輸入してみては
どうでしょうか?
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