すきま風間くん

北の桜守のすきま風間くんのレビュー・感想・評価

北の桜守(2018年製作の映画)
4.8
《僕ら日本の若者が観るべき傑作》

ばあちゃん孝行で、帰郷序でに見に行った。「理解できるかなぁ」と不安に思っていたが……。

泣いた。

吉永小百合さんの演技に、

衝撃を受けた。

『北の零年』、『北のカナリアたち』に続く「北の3部作」の最終章。監督は滝田洋二郎。主演は吉永小百合さんで、本作が120本目の映画出演作となるみたい。

吉永小百合さんの事は微かに存じてたが、主演映画を拝見させていただくのはこれが初めて。"日本最高峰の女優"の演技ってこの事か、と衝撃を受けた。おばあちゃんなのに、そこには可愛さと愛らしさと強さがある。誰にも出せない良い味を醸し出していた。少しづつでも吉永小百合さんの歴史となる映画を観ていきたいと思った。

お母さん
お父さん
お兄さん

家族ってこうであるべきだ。昔っぽい、と友達は言うかもしれない。

でも、"温かみ"は当時に比べ今はどうだろう?"温かみ"が大切なんだと再認識した。

演出のクセは強いんじゃ。でも、ストレートに描くとドンッと押しかかるような暗さになってしまう。例の"舞台演出"は僕ら若者でも楽しめるような、そんな工夫をされているんだなぁ、と解釈した。

『ラ・ラ・ランド』に勝るほどの感動のフィナーレには思わず袖を濡らした。日本、東映、吉永小百合映画の本気を観た。

でもやっぱ、

堺雅人最高!これに落ち着く笑笑


追記

大御所・鶴瓶師匠の使い方、好き( 笑 )