この作品に挑んで散っていった偉大なる先人に敬意を表します…。(合掌)
一言で申し上げまして、TSU・RA・I!
106分が、まさに永遠に続くかのような長さに感じられました。
この作品がお好きな方、すみません。
まず、柄本佑さんに染谷将太さん、非常に実力のある魅力的な俳優さんだと思います。
画面に映るだけで、そのシーンの空気感を変えてしまうような印象があります。
ではなぜ楽しめなかったのか。
私が悪いのです。
バーン!ドカーン!のアクションにかまけて感性を磨いていない私が。
昔からなのです。
作品の意味を観客に委ねる演出が苦手なのは。
何かを作る時は必ずコンセプトがあって、こういうことでこうします、という流れが必ずあるはずです。
あえて結末をぼかす作品は数多ありますが、少なくとも、監督が思う正解に辿り着けるだけの演出が必要だと思います。
そこまで描いて、あとこういう解釈もありだよねって議論するなら歓迎なんです。
まずは作品として作品だけで完成させてほしい。
観客の解釈によって完成する作品、私は苦手です。
今作の内容について詳しく書くのはやめておきます。
私が理解できたことなんて多分ないだろうから…。
私の頬を伝うこの涙は、理解できない私の不甲斐なさからでしょうか…。
いや、すみません、欠伸しました。