すぎ

きみの鳥はうたえるのすぎのネタバレレビュー・内容・結末

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

「焦燥」の表現の仕方が巧みだと言う印象を受けた。
というのも、鑑賞者がこの映画を鑑賞した際に「気まずさ」や「伝わらないもどかしさ」を登場人物に重ねて追体験できるためだ。
具体的には「主人公の特性(相手の気持ちがわからない、裏表がない)」「ヒロインの特性(自分のことを知ってほしい、気づいて欲しい、わかって欲しい)」「しずおの特性(相手の気持ちに答える、共感能力が高い)」「数を数えることによる緊張感」「音を止めて表情のみ映して間を表す」これらの描写によって先述の「焦燥」なるものが表現されていたと感じる。特に、数を数えたり音を止めて人物の表情のみ映すことで自分があたかもその場にいる気まずさを味わうことができる。
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