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きみの鳥はうたえるのERIのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
3.5
いい作品だったけど、ど真ん中に浸れなかったのは。なんでだろう。めちゃくちゃ客観的に観てしまった。あぁ。いい映画だったんだけど、な。

キャスト3人の存在感とお芝居は素晴らしくて、グッと見入っちゃう。石橋静河さんは魅力的な役者さんだ。ふと大人っぽくもなるし、妙に幼い横顔も。きちんともしてるし、崩れたりもする。その絶妙な変化をとてもうまく魅せてくれる。実力派な3人の見事な佇まい。染谷くんは、もう。なんだろう、すごい。

タバコ、ライター、果たされない約束。職場でのメール、クラブ、ビリヤード。コンビニで買い出しをしてくだらないことで屈託無く笑う。ハナレグミのオリビアを聴きながら、良かった。

誠実じゃない日々は、何かを本当に欲しいと思った時に終わるのだろうか。僕はこの夏がずっとずっと続くと思っていたのに。
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