京都シネマにて鑑賞
観てる最中に何度か良い映画だ。と実感すると言う初めての経験をしました。
時に人間は偽善が必要だと思っているのだけど、柄本祐演じる僕はいつも真っ直ぐで飾り気がないのがすごく魅力的だった。
懐かしさを覚えるような3人の夏。
観ていてすごく響いたのは、昔の自分の思い出と比べていたからかもしれない。
女性と男性では本能的に求めるものが違うところがあると思うので、男女で見終えた感想は少し違うのかな?と想像したのだけど、物語の終わりを決定付けない結末と、エンドロールで流れる鳥のさえずりが、尚一層空虚感を表しているようで少し冷たい風が吹いたような感覚になりました。
原作を読んだものが映画化されたものはほとんど観ないし、その逆も然りなんだけど、この作品は初めて映画の帰りに原作を買いました。