MasaHagino

きみの鳥はうたえるのMasaHaginoのネタバレレビュー・内容・結末

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

最後そっちかーいてなった。僕がきれいに立ち去って終わると思ったのに。佐知子からみて「僕」はそんなに魅力的なのだろうか、、たまに暴力的だしぶっきらぼうだし。だけどその「人に興味のなさ」に佐知子は最後まで憧れていたのだろうか。佐知子のバックグラウンドがあまり出てこなかったので詳しくはわからないが、何かしらの自分に持たぬものを持っている「僕」のことがずっと好きなんだろうな。三人が友達として平等に向き合ってたときはキラキラしていて、それがクラブのシーンなのかも。見てても笑顔になれた。しずお的にも母が容体悪くなって佐知子に近づきたい(何かしらの寂しさを埋めたい)と思ってしまったら、その3人のバランスは崩れて、両方うまくいかなくなったのかなと感じた。
全体的に曖昧で明示されていない余白の多い映画だけど、一緒に見た友人たちと想像力を働かせて感想戦をするのを込みで、僕はわりと好きでした。
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