Suzu

きみの鳥はうたえるのSuzuのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.5
役者の表現がスクリーンの外、日常にあるそれ過ぎる。例えば、髪を解く、帰ったらとりあえずズボンを脱ぐ、乱暴に閉めたせいで跳ね返った冷蔵庫の扉をそっとまた閉める、だらしのないお腹、淀んだ目つき。大人の入り口でまだ迷い込む年頃、少し先の未来にやや絶望しながら生きる空気感は否めないけど、だからこそ『僕』が正直に生きた瞬間は凄く気持ち良かった。
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