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マザー!のbucciaのレビュー・感想・評価

マザー!(2017年製作の映画)
2.0
この作品を大きく二つのパートに分けるとすると、前半はただただ不快の連続、それはかつての『ファニーゲーム』を彷彿するような気分の悪さです。胸糞映画愛好家の私としては極上の展開じゃないですか。もう訪問者の二人の息子たちが乱入してきた辺りが最悪の不快指数MAX(誉め言葉です)で、私のテンションもピーク。いいぞ、いいぞ。もっとイライラさせてくれ!

しか~~し、妻が子供を身籠り作家の夫が執筆し本が売れ出した辺りからなんだか雲行きが怪しくなってきた。そこから後半パートとすると、後半はおびただしい訪問者にとりまく不条理な赤ちゃん争奪戦、そこは修羅場化としたカオスの世界。もう理解不能、わけがわかんねぇ~~~

後に考察ブログを読むと、どうやらキリスト教の旧約聖書の『創世記』を現代版にあてはめたダイジェストのようなものらしい。そりゃ、無信仰者の私には理解できないわけだ。それでも例え意味が分かったとしてもストーリーがあまりにも衝撃すぎて受け入れることは困難の極みです。
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