クロイヌ6号

ハウス・ジャック・ビルトのクロイヌ6号のレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.8
予告とカンヌで退場者続出との情報とアメリカではあまりにも過激で編集されてたのを
日本じゃR18でノーカット版で観れると聞き
好奇心で観てきました

まず、言えるのは
なんつーとんでもねー映画を世に出しやがっただ!!この事に尽きますね

何て感想書いていけば良いやら・・・ホントにとんでもねーモンが来ましたよw
この日、この映画を観る前に一本観てて疲れている状態で観たのは失敗でしたw
一本目に観るべきだった・・・w

そんな疲れた状態でも分かるこの映画のヤバイところを書いて行こうかなって思います

まず、主人公は本物サイコパスですよね・・・漫画だとか、ドラマとか、三流映画とかに出てくるちゃちいサイコパスなんてもんじゃありません!
「ホンモノ」のサイコパスが主人公の今作

とにかくこいつがヤバい
殺人を本気で芸術だとヌかす異常者です
その行動は、コイツの言う理論はほぼすべてが常人であれば理解不能です
唯一敢えて共感できるところがあるとするなら
最初に殺されるババアぐらいです(あいつはホントにうざかった・・・だからって殺しちゃダメだよw)
その後の殺人はもう最悪としか言い様ないです
全部で五幕構成で話が進むんですが
どれもこれもホントに胸糞です!
まず第一幕の突発的にとは言え初めての殺人でサイコパスとして目覚める切っ掛けになる出来事を描いてます
ここでの殺人も陰惨なうえに主人公がとんでも理論を語りますが序の口です
その次の第二幕では徐々にサイコパスとして覚醒して行きますが
自分の精神的弱点を殺人を通じて克服していくと言う、最悪の形での主人公の成長が描かれていると思います
第三幕目、ここが個人的には一番の胸糞な展開を見せた所ですね
「何なんだよ・・・何でこんなことするんだよ・・・」って思いがずーっと続きましたねここは
狩りは嫌いだとかほざいておきながらやってることは人間を使った狩り(狩りに使われた人たちがまた問題でめちゃくちゃ精神にキます、かなりエグいです・・・)
第三目はホントに最悪です
観られる方はご注意下さい(本気の注意勧告)
てか、もう三幕目以降からは胸糞のオンパレードです、お祭りです(一も二も相当胸糞だけど)
四幕目はエログロな要素が入ってきます
主人公が本性を徐々に見せていく所で女性の胸にあることをするですが
そこはエロくて良かったですねーw(ごめんなさい、反省はしています)
そして、最後の第五幕
主人公のサイコパス具合が行く所まで行ってしまいます
ここでタイトル回収と言うか
あるものを使って本来の目的である家作りが成し遂げられます
ここはもう自分の目で観て堪能して下さい以上です
そこから、謎のお爺さんとの旅?が描かれていくですが
それがまたスゴいんですよ
「お前らマジでそこに行って、そのカッコで撮影してきたの!!?」ってなりました、アホかと思いました(褒め言葉です)
あと、あるシーンで悔しいかなこれは正に芸術的だとしか良いよがないシーンも出て来て印象的と言うか、忘れられない画ですねあれは・・・
あとは、「地獄の音」だったかな?
それがとても印象深かったです
それが一番大きく鳴る所では不安やら、恐怖やらが沸き上がって来るように感じました
そして、あの最後・・・あれはどう解釈したらイイのか・・・てかホントにこの映画事態が異質過ぎて何処を取ってもどう解釈したらイイのか分からんですw!
エンディングも素晴らしいって言ってイイのか分かりませんがw
今まで重苦しい空気を一瞬で晴らすような陽気な(って言ってイイのかな?)曲で物語は終わっていきます
その曲の歌詞に「ジャック、二度と戻ってくるな!」って部分があるんですが
「うん、そうだね、俺もてめぇーみてな奴は二度とごめんだわ」って思いましたw

とにかくこの映画は観る人を確実に選びますが
観る人関係なく絶対に忘れられない一本になると思います!!(トラウマ的な意味でも)

いやー、観たタイミングが悪かったですね
疲れてる時に観るとセリフが頭に入ってこないところがあったりしたのでちょっと残念でしたのでもう一度観てみたいですw

長々と書きましたが
ホントに興味がある方だけ観に行って下さい!
ホントにとんでもない問題作です!!
観る方はご注意を!!!
クロイヌ6号

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