未処分利益

ハウス・ジャック・ビルトの未処分利益のレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.7
序盤でジャックが潔癖症に振り回されるコミカルな描写にクスりとしたけれど、人を殺めることで、次第に彼の強迫神経症が寛解し、かつ大胆な性格に変容していくというセラピーとしての殺人行為に製作者側の狂気を垣間見て慄然とする。ラストで明らかになるジャックの「家」は必見。おぞましさなんて感じる余裕のない異様な世界。観る人は覚悟した方がいい。