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ハウス・ジャック・ビルトのsaのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
4.0
いやまじで誰がこんな映画撮れんだよ。

っていうのを毎回撮ってくれてありがとうトリアー。大好きやで。
ただ今作は今までの作品に比べると個人的にはそんなじゃなかったなあ...比較的明るめ。わざとポップにしてるんやけど。ストーリー自体の面白さは、うーむ。ストーリー<思考・信念がテーマだろうからしゃあないのかなあとか。それで言うと、今までトリアーが映画の常識の全てを「芸術」として覆してきた作品達への愛、そして情熱を感じるよね。ただ、ジャックはきっとトリアー自身で、何かを作ったら壊さずにいられないんだろうな。

にしても、ジャックとヴァージとは、哲学や宗教の話を淡々とするから、もう一度見て考えないと理解し切れないな、というところ。ってことで今んとこ4で。ただその論理が間違っていないような気もするし、どこか共感出来てしまうのだ。

お洒落な色使いや、絵画が入るカット最高だし、度々入るあの陽気な音楽も最高。このセンスというか感性はまじトリアーやな、というところ。

田舎のため、映画館で観ることが出来なかった(やらなかった)ので、早速レンタルで。だが、レンタル版は編集されており、耐性があるからなのか分からんが、グロさの面では全く問題ない...グロくない...その他色々あるけど、とりあえず、無修正ノーカット版を買わねばならぬ。。。

もっと胸糞悪くて精神的にも来るタイプが見たいな...またそういうの撮ってくれないかな...
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