あ

この世に私の居場所なんてないのあのネタバレレビュー・内容・結末

2.1

このレビューはネタバレを含みます

肉体的な事以外のあらゆる暴力に耐えて、粛々と受け止めてきた主人公だけど、強盗に大切な物を奪われた事をキッカケに感情大爆発!
と、ここまではよくある話だから次に展開するアレコレに期待してたんだけど、結局は暴力には暴力でしか解決してなくてガッカリだし、暴力的になった事で負の連鎖に歯止めがきかなくなっていくのも見ていられなかった。
主人公に暴力をふりかざしてた奴等も自分の置かれた状況が最悪だったから他人に暴力をふるっても悪くない!みたいな言動をしてて苛立ちしかなかったな。。。
そして、後半に出てくる必要以上のグロさも引いた。最低最悪の状況を演出する為だったのかもだけど、作風のトーンと不釣り合い過ぎだわ。
主人公を演じたメラニー・リンスキーのぽやぽやしながらもキレ散らかした演技は良かったし、イライジャ・ウッド演じるヤバめな隣人のトリッキーさと常人のバランスがとても絶妙で面白くて何度も笑わせてもらったりはしたんだけどね…。
あ