不思議な魅力を持った作品でした。
主人公の女性は、至って平凡で、どこにでもいるような人物です。しかし、かえってそれが本人が、「私の居場所なんてない」と感じる要素にもなっていて、色々考えさせられる所がありました。
そんな彼女が、イライジャ演じる風変わりな男と、色々な経験をしていくうちに、段々彼女の中で凝り固まっていたものが溶解していき、最後にはスカッとしました。
彼女は最終的に、居場所を手に入れることは出来たのでしょうか? これは、想像するしかないのですが、私は手に入れることが出来た、と考えています。
私は、主人公と自分が重なって、共感できる部分もあって、凄くお気に入りの作品になりました。非現実的に見えて、実は現実的な要素を含んだ作品だと思います。
イライジャが狂人を演じたら、最高ですね!笑