聞いていたように『スーパー！』に似ている映画でした。というかそのまんま？あと『ゴッド・ブレス・アメリカ』とか『ヤングアダルト』にも似ているな〜って思ったんですが、残念ながらそのどれをも超えるものではなかったっていうのが印象です。
中盤に刑事がいうように、みんな大変で、自分中心に世界は回っていない。だが主人公は警察に怒りをぶつけたり、駐車場にシリアルを撒き散らしたりといい迷惑だ。こんな主人公には正直共感できない。自分が白い目で見ている奴らとお前も同じだからって思った。
僕だって世の中に居場所なんてない！って思いながらも、イライラを抑えて、感情コントロールして、殺したい奴がいたってぐっと堪えて生きているんです。主人公みたいにやりたい放題して、怒りぶちまけたらどんなに楽な事か。
『スーパー!』や『ゴッド・ブレス・アメリカ』はつのりつのった社会への不満が爆発し、世直しのための行為だったが、この映画はただの日常のストレスを発散しているに過ぎないからどうも主人公にイライラしてしまう。
『スーパー!』、『ゴッド・ブレス・アメリカ』の方が面白い。
