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バーバラと心の巨人のunknownのネタバレレビュー・内容・結末

バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

filmarks試写会にて。
バーバラと先生の物語のよう。友達はスパイス。
いいなと思ったのはバーバラと友達二人で山を抜けて列車のところに行く途中。音が先に来て巨人が来た!って思ったらバスっていうやつ。巨人が前半全然映らないのにいつ来るかわからない、ドキドキさせるのが上手だなと思い、楽しんで鑑賞できました。巨人がバーバラの心の中の出来事なのは題名からもわかっていたので(日本版タイトルの「心の」っていうのほんとにいらないと思う。)この巨人が何を表すのか、バーバラが何に怯えているのか推測しながら見ました。先生が連想ゲームし始めたところから親かもな、、、って気づいた感じです。原作未読ですが、ほんとにこういう子供が原作者、監督の周りにいるのかな、という感じ、バーバラが怖がって迷っているのがよく伝わってきました。確かに周りに迷惑かけてる嫌なやつだけど自分が変だっていうのはもともと彼女も気づいているわけで、家にいる時間や、ぼーっとする時間をなくすために毎日毎日巨人の見回りをわざとしていたのかな、とも思いました。そうみてしまうと後半シーンは涙無しには見れなくてぼろぼろ泣いちゃいました。ただ彼女が母親を受け入れるための作品と言ってしまえばそうだけど、そこを100分以上の作品に広げて一つ一つ子供の想像力を最大に映像化していた素敵な作品だと思います。

一作通して主人公の女の子の表情が素敵でした、あといじめっ子のいじめっ子感!よかったです
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