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赤線地帯のnahoのレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
3.4
戦後、売春禁止法が制定される頃の吉原が舞台。遊女達はそれぞれの生き残る術を見つけていく。

金銭的に苦しい生活を送っている娼婦が、国の法律によって更に窮地に立たされ、そんな時に発揮される女の強さをリアリティ豊かに描かれている。

誰が主人公というわけではなく、お店で働く何人かの女の生き様が見れます。顔は知らないけど豪華な女優陣という雰囲気。

時代背景的にも内容はもちろん興味深いし、音楽も独特な楽器の音色を醸し出し、モノクロの映像なのに着物の柄を鮮やかに映していて、映画としての完成度が非常に高い。
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