女はどこまで行っても女なんだという映画。
母親をするために女を売るというジレンマ、息子に絶縁を言い渡される3分ほどの長回しシーンは目に焼き付いた。
ラストでは序盤、目新しく輝いていた京マチ子にその鮮…
吉原で働く女性たちの群像劇。彼女たちそれぞれの家族(親・夫・子供など)も描くことで「セックスワーカー」としての記号化を避け、生活者としてのリアリティを立ち上げている。いろいろあるけど女性同士の友情や…
>>続きを読む悲惨だけどどの映画よりも他人の人生を見たような感じがした。売春辞めたいのにお金がないからどうにも辞められない女性5人の話。作中ハナエの夫はより江に「もう売春するなよ!」みたいな事言うけど実際お前は売…
>>続きを読む「自分のモノを売って何が悪いんだ」と言いつつ、身売りによって普通の貧乏な生活に戻れない者や親子の離縁、甲斐性があるようにみせた旦那の虚構性をいじらしく見せてくれる。ただし、同時に夫との死別など社会に…
>>続きを読む溝口健二の遺作。
品が良く、小気味良いテンポで前半は楽しく、後半はドロドロした部分が描かれる。あの反物屋さんの旦那を華麗にぶった斬るところ、好き。
50年代にこのカメラワークと内容は先鋭的だと思っ…
公開当時の吉原、「夢の里」で働く女性たちを描いた群像劇。夜の街で働く女性たちをコミカルかつテンポよく描きながらも、物語が進むに連れてビターに変容していく。まさに溝口のお家芸といえる構成。女優たちの演…
>>続きを読む女性たちの戦い方というか、こうでなければ生きていけなかった。
立ち位置に被りがなくて、引きの構図が美しくて見入る。画として過剰な性描写がなくて、品があってよい。
音楽は可愛いようでいて、どこか不穏…
冒頭の音楽が奇妙すぎて、これは何なんだとまず思った。友人に聞いたら、奇妙な音楽を使うことで、また引きで長回しすることで、観客を作品内世界に没入させず、客体でいさせるためだという。おもしろ〜〜〜と思っ…
>>続きを読む吉原で働く女性たちの悲哀満ちるリアルな事情や日常を描いた作品
引きつけられる
リアルを知ってるわけじゃないけど、
リアルやなって感じさせられる
会話や街や人との関係など、
時代を感じさせられる味が…
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