クリストフォルー

ビブリア古書堂の事件手帖のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)
3.5
先日“ananAWARD2021”を受賞した黒木華は、いまや“時代を象徴する俳優”ということで業界(玄人)ウケはいいようだが、巧さが人気に繋がらないのがこの世界。本作でも、ちゃんと物語の世界には嵌まっているのに、胸を打つほどにははみ出してこない。へたをすると、裏ヒロインの夏帆に観客の気持ちが行ってしまう気がする。芳根京子や松本穂香が追随してきてるし、ここらでシリーズヒロインなどを担ってほしいね。
漱石に太宰など、題材としては解りやすいのだが、同時期に公開されたスマホ映画のせいで、ミステリーとしては観づらい。とはいえ、三島有紀子映画としては及第点。しかし、東出昌大は、やはり替え難いキャラなのかも。
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