Filmarks上の評価は低めだけど、
わたしはこの映画、好きです。
はっきりしない感じ。どちらともとれるような、比喩なのか伏線なのか、それとも自分の考えすぎか?みたいな感覚がよい。
瓜二つな女の子。でも家庭が違えばきっと違う未来が待っている。もしナンシーがあの夫婦のもとに産まれていたら、虚言など要らないくらい伸び伸びと生きていられたかもしれない。そう思うと、やるせない。
一方で、ナンシーと母親にも幸せな時があったのだろうとも思う。他人からは、その家庭の一面しか見えない。決して「不幸な親子」などとジャッジはできない。
夫婦、特に女性が温かくて優し過ぎて、あの全てを包み込んでくれる慈悲深さに、最後のシーンからエンドロールまでに、とてつもない幸福感を味わった気がする。
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ただ、確かに表紙の雰囲気からもう少し怖い映画なのかな〜と思ってしまったのは事実。これから観る人は、ホラーを期待しないほうがよいです⚡