オーウェン

アトミック・ブロンドのオーウェンのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
4.3
監督のデヴィッド・リーチは元々アクションを監修していただけに、デビュー作でもその演出はスタイリッシュ。

東西冷戦時代にエージェントのサッチェルの裏切りによってスパイリストが奪われる。
MI6のロレインがベルリンに送り込まれ、任務の報告をしようと上司の取り調べが行われる。

話はかなり込み入っている。
登場人物も多いし、専門用語もバシバシ出てくる。丁度「裏切りのサーカス」を見た時のように。

でもそれはアクション描写で吹っ飛ぶ。
主演のシャーリズ・セロンがとにかく動く。
モデルなだけに佇まいが画にはなるが、女性のアクションとしては最高水準な出来。
「イーオン・フラックス」は反省しろ(笑)

ビルの中でのワンカット撮影では見事なほどこなし、カーアクションのカメラワークもまた縦横無尽に動く。

80年代カルチャーも流れまくりで、場面を盛り上げていく。

このキャラは絶対に続編を見たくなるのは間違いない。
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