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アトミック・ブロンドのhisのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.5
シャーリーズ・セロンのPVか!?

と思ってしまうぐらい、
シャーリーズ・セロンの全てが美しくて
やばい。
こっこれは、監督シャーリーズ・セロンに惚れてるだろ!と思うぐらいに美しく映されてる。

だが、それが意外と長くて、
合間合間にシャーリーズ・セロンの美しい所作などを長回し、
イケてる音楽が流れる。

映画が全然すすまねぇ!!
というシャーリーズ・セロンとキアヌ・リーブスのプロデューサーとしてのセンスに違いを感じる。

映画自体見ていてよくわかんなくて、
冷戦下の東西ドイツのベルリンの壁崩壊直前を舞台にした独特な雰囲気が映画に生きてるようで生きてなくて、
諜報員映画としてだましだましだとか真相とかが主軸かと思いきや、
シャーリーズ・セロンが美しすぎて、
むしろスパイとして矛盾してる、
それでジョン・ウィックのようなやばい人の殺し的なカタルシスもなくて、
むしろ等身大の女性が、
男社会で勝つためには、どうあるべきかという、等身大のスパイ映画というのか?

盛り上がり自体やや少なめで、
オチがなかなか強引だった気もするが、
ロックミュージック中心の選曲の濃さや、
シャーリーズ・セロンの身体全てを味わえるような美しい映像など、まぎれもない個性はあるが、

映画的な面白さは正直助演のマカヴォイさんのつかみどころのなさとクソっぷりに潜む皮肉が効いた悲しさを表現するマカヴォイさんのマカヴォイさんによるマカヴォイさんの演技。

マカヴォイさんのことがまた、好きになった。
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