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アトミック・ブロンドのtonuのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.9
Blu-ray(4Kコンバート),DTS HD+Neural:Xで見ました。

画質音質ともに良いです!
暗いシーンでは、フィルムグレインが目立つシーンもありますが、全体的に解像感も高いです。サラウンドが非常に効果的に使われて、銃撃シーンのサラウンド感や、屋内のホール感など非常に良い感じです。
UHDのDTS:Xで見ればよかったかなと若干後悔してます。

意図せず謎のCIA絡みのスパイ物作品連続鑑賞1発目でした。

時代背景としては、東西ドイツの壁の崩壊のタイミングで、
若干パンクっぽいスタイリッシュ(でも結構泥臭い)スパイアクションと言った感じですが、画のビビッドさや見通しの良い感じ、80年代のリアルタイムな楽曲(特にデヴィッド・ボウイが良い!)がはまってて良かったです!
終盤の屋内に入ってからの長まわしシーンが凄いロングですが、結構CG処理はしてるようなイメージです。(実際は短いシーンをうまく繋ぎ合わせている手法のようです)
また、レジスターの音がちょっと場所が違うのでは?と感じたシーンもありましたが、環境のせいかもしれません。

肉弾アクションシーンは、スタイリッシュかと思う感じもあれば、泥臭い感じのアクションもありましたが、ちょっと長かったかなと感じました。
でも、シャーリーズ・セロンは凄い頑張ってる感はありましたね。
これは、本人が全部やったんでしょうか?
結構当たってるんじゃ?って言うシーンや、階段を転げたり壁や家具にぶつかったりと言うシーンも多かったので。(まあ、これは本物じゃなくて発泡スチロールだろって小物もありましたがw)

ストーリーも振りがあって伏線張って、きちんと回収してる所など、アクションが無くてもなるほどー!って思える作品ですが、
何せ馴染みのない名前が多くて、キャストと役名(と所属)は最初に一致させておくと解りやすい感じで、謎もすっと入ってくると思います。
まあ、キャスト以前にCIAとMI6とKGBの組織は必須ですが。

最終的な落ちに関しては、色々考察できるような部分もあり、もう一度見なおしてみたいと思わせる作品でした。

ジェームス・マカヴォイはなかなかいい感じです!
ビル・スカルスガルドはITで有名かと思いますが、あんな顔なんだーって初めて認識しました。70年代イケメン代表なイメージです。でも、桑田息子(本当は逆)かとw
ソフィア・ブテラは順調のキャリアを上げてきてる感じですね。
モンスターズ/新種襲来の時は、重要なような良く解らない役だったんですが(と言うか、映画自体が良く解らなかった)

画質音質、音場的にも、Blu-rayとしてはリファレンスレベルかと思いますし、アクション、ストーリーと全て良い感じでおすすめです!

追記
UHDのDTS:Xで見なおしましたが、解像感はそれほど変わらず、音もDTS:Xらしくはなりましたが、そこまでの変化は無かったです。

#2018年9月3日現在UltraHD及びDTS:Xは海外版のみです。
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