物語の内容が思いの外複雑でついて行くのに精一杯になりました。冷戦の歴史に詳しい人は楽しめると思います。
ですが、アクションはかなり凄いです。美人スパイが男性顔負けの肉弾戦は相当なものです。両者血だらけ傷だらけともうボロボロ。アクションシーンだけでもこの映画の価値は充分にあります。
ただ困ったのは主人公が女性ということ。上記で述べた様にこの映画は肉弾戦が凄いです。なので、主人公に対して相手の屈強な男達は容赦なく攻撃します。殴られる描写を観ると「やめてあげてよ…」と思ってしまうのです。これがトム・クルーズやドウェイン・ジョンソンだったら何も思わなかった筈です。この映画の主旨とズレている事は自覚しているのですが、アクション映画でも男性が女性を殴る描写は苦手である事が分かった映画でした。
