設定を盛り込みすぎて、どれも現実味が薄く、無駄に長くなった印象でした。
シングルファザーの高速バスの運転手と、高速バスの運転先の彼女という設定を作るために、だいぶ無理したんだと想像されました。
正直子どもは一人で、元妻とかは要らなかったかなと思いました!
設定が多いゆえに、ストーリーの縦軸がぶれ続けたのも問題でした。
ていうか、アイドルの描写が結構びっくりです。ローカルアイドルでもなく、何をモデルにしているのかわからず、ここがファンタジーになっていたのは残念でした。大手メーカーとコラボするあたり、超人気のアイドルなのか……?
ストーリーに関しても、ここまでどんどん修羅場に遭遇していくのはもはやギャグでした。
オチも都合の塊すぎて、引きました。
普通に主人公嫌なやつとしか思えず、子供がかわいそうにしか思えませんでした。(原田泰造の演技は素晴らしいのですが……。)
この作品は新潟なじみのものが多く登場しますが、新潟が好きだからといってこの作品が好きとは決して言えない作品です。
まあ家族の修羅場シーンを死ぬほど愛している方は見ても良いと思います。