キミシマユウキ

96時間のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

96時間(2008年製作の映画)
3.6
引退した元CIA工作員のブライアンの唯一の楽しみは離婚した妻の元にいる娘と会うこと。しかしそんな最愛の娘がヨーロッパ旅行に行った際に何者かに誘拐されて…

『レオン』や『Taxi』シリーズで知られる
!!リュックベッソン!!
が製作×脚本を務める(よくある)ヨーロッパの復讐映画。
主演は『スターウォーズ/エピソードⅠ』のクワイガンジン役
リーアムニーソン!
超ド定番のアクション映画ながら実は未見だったのでなんとなく鑑賞。


父親には…
必ず戦わなくてはいけない時がある…
例え現役を引退しても…
最愛の妻が大金持ちと再婚しても…
自身が冴えない貧乏暮らしだとしても…
そう…
娘の処女を守るために!!!!

というだけの映画(笑)
非常にシンプルで何のひねりもない物語なのにやはり面白い。

娘攫われる⇒パパキレる⇒皆殺しのメロディ

という展開。ただもうキレたパパの容赦ないアクションが冴え渡っていて全編それだけで充分楽しめる。
なにがなんでよ容赦なく撃ち殺す。
拷問して殺す。
死んだ後も何発か入れるくらいのキレ具合でカンニング竹山もびっくりだろう。

そんなキレ芸を披露してくれたリーアムニーソンのおかげで大ヒット。
心優しきジェダイやギリシャ神話の神様やユダヤ人の救世主、そしてバットマンの悪役まで幅広く演じてくれる名優が魅せるブチギレパパには視聴者に訴えかける何かがあった。
娘への深い愛情と犯人への燃え滾る憎悪がその刻まれた皺からにじみ出ているぞ兄さん!じゃなくて二―ソン!!
ブチギレパパの愛を一心に受ける娘役にはマギーグレイス。
そうです。人気海外ドラマ『LOST』のシャノンです。出世したなぁあれから。劣化もしてるけど…
あと母親役は『X-MEN』シリーズでヒステリックなメンヘラヒロインのジーンを熱演(?)してくださったファムケヤンセンさんです。いいところはとくにないです。

とにかく、娘を想うパパに勝てるものはいない。という教訓が得られるステキな映画でした。
将来はまず娘。そして息子の二人子供が欲しいです。
え?聞いてない?
え?相手がいない?
目にゴミが…

アクション映画好き、リュックベッソン系が好き、リーアム二―ソンのファンの方、そして自分の娘が攫われたら元特殊工作員でもない限り、ひとまず警察に連絡しましょう全国のお父さん…じゃなくてオスス
メの作品