Mai

エジソンズ・ゲームのMaiのレビュー・感想・評価

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.4
タイトルを見て、ゲームの意味をそのまま"ゲーム"だと捉えていたので映画を観終わって想像と全く違う内容だったことに気が付いた。エジソンとウェスティングハウスの実際に起きた"電流戦争"を描いた作品だったからだ。

エジソンと聞くと「ビッグバン★セオリー」でエジソンに利用されたテスラに同情していたシェルドンの顔が浮かぶ。"エジソンは名声を独り占めした"とこきおろしていた(笑)
それか「ちびまる子ちゃん」のオープニングテーマだろうか。"エジソンは偉い人〜♪」というアレだ。この程度しか知識がない私には、この作品の描き方では理解できない部分が多かった。

ストーリーはともかく、次から次に出てくる豪華な出演陣が素晴らしい。エジソン役のベネディクト・カンバーバッチはもちろん、エジソンのライバルであるウェスティングハウス役のマイケル・シャノンや、エジソンの秘書役のトム・ホランド(可愛い!)、"エジソンの影に隠れた天才"テスラ役のニコラス・ホルトなどなど…。吹替版が「シャーロック」や「スパイダーマン」と同じ声優を起用しているので、吹替でも世界観が崩れる心配はないと思う。

天才的な賢さで周りの人を見下すような演技をさせたらベネディクト・カンバーバッチの右に出る者はいないと思う。彼の紳士的で賢そうに見えるルックスはエジソンにまさにふさわしいと感じた。
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