このレビューはネタバレを含みます
U-NEXTにて鑑賞。
天才発明家エジソンと敏腕実業家ウェスティンハウスそしてニコラ・テスラによる電流戦争。頭脳と技術による交流と直流の激戦は、スピード感のあるストーリー展開と、迫り来る緊迫感で一瞬たりとも目が離せない。
嘗て、アメリカにおける電気椅子での死刑に関し、電気椅子の開発にエジソンも関わっていたと言う事に、僅かな驚きも。動物実験の様子も直接的な描写は無いながらも含まれる為、苦手な方は注意が必要な作品になるかもしれない。
天才と呼ばれるエジソンの発明は多くの人間が、その特許を横取りしようとした。だからこそ、社名に自身の名前を執拗に入れたがった様に、彼は名前を残す事に大いに拘ったのだろう。天才とよばれる彼の、人間味にも触れる部分が多く描かれていた印象。流石に、読んだら燃やせ。は詰めが甘すぎるのでは？と思ったけれど、頭脳明晰な人間にも、そんな隙があるのだなと何故か安心感。
これは完全に余談なのだけれど、MCU好きはこのキャスティングを観て大いに興奮を覚える事でしょう。そして、カンバーバッチに偏屈者の役を演じさせたら右に出る者はいない気がします。葉巻との相性も抜群。眼福。
