せりな

エジソンズ・ゲームのせりなのレビュー・感想・評価

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.5
『The Current War』と題されているだけあって、直流化交流かとい電流戦争を主軸としたストーリー。
色々とあった結果、追加撮影と再編集によって人物描写に関しても掘り下げられているので、ウェスティングハウスとエジソンとの対立関係以外にも触れています。
電気が発明され社会に普及していく速度を体感させるかのように、テンポよくスピーディーなカメラワーク。当時のスピード感が体感できる反面、技術的な部分を忠実に再現しているので、わかり易いとは言い難い面があります。電気関係の監修とかしっかり入っているので、繰り返し見ると技術的な面で新たな発見があるかも?

エジソン、ウェスティングハウス、テスラの3人はタイプは違えど、よりよい社会を作りたいという気持ちが1番で、誰かを悪として描いていない所が良かったと思います。とはいえ、エジソンの動物実験等の汚点的なエピソードにも触れられているので、手放しで賞賛してる映画でもないです。

エジソンは思いついた事は自分でやらずにはいられない人、ウェスティングハウスは自分の名声よりも社会の役に立つ事業をしたい人、テスラは孤高の天才という印象でした。
エジソンと仕事をするのが好きな、秘書のトム・ホランドも好演していました。

ベネディクトさんが好きな人にとっては、横分けも可愛いなっていう映画です!
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