相続土地がらみの兄弟のいざこざ、田舎の自警団と中国系移民の争いからの事故、やくざ、風俗嬢…なんか思ってたより兄弟のストーリーなどや何かを感じる部分や結末じゃなく、アングラ感を散りばめたやくざ映画になっていた。
兄弟それぞれの視点での幼少期から大人までのサイドストーリーとか入ったらもうちょい私の中で感じるものがあったかもしれない。ショッピングモールになるからただ土地を売りたかっただけか？イチロージロウが欲しいのは金だけなのか？
大森南朋は元々の表情から感情が読めない危うさがありとにかく怖い。鈴木浩介は『あー、いるいるこういう政治家タイプ！』みたいな表向きはまともっぽくてずる賢い嫌な大人、桐谷健太が1番人間臭くて良い役だった。サブローがいなければ兄弟の絡みもないし重要な役。演じる桐谷は今までにない感じの差し迫った演技で良かった。
