Hiiiさんの映画レビュー・感想・評価

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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

3.7

システムクラッシャーとは、あまりに乱暴で行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子供のこと

9才の少女ベニーは幼少期に父親から受けたトラウマのせいで、少しのことで気に入らないことが
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.8

リリーフランキーが出ている作品の中でもすごく好きな作品。

生まれたばかりの子どもを無くし鬱病になる妻の悲しみや弱さ、どんな不幸も、どうにもならずやり場の無い想いも受け止めてそばに居続ける夫の10年間
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いのちの食べかた(2005年製作の映画)

3.4

だいぶ前に観た。
台詞もなく淡々と描かれている。
自分達が日々食べているものがスーパーに並ぶ前、どんな育て方をして食品に加工されているのかをちゃんと知らないで食べている人が沢山いると思う。知らずに人間
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私は白鳥(2021年製作の映画)

4.0

このドキュメンタリーは、シベリアから4000kmもの距離を必死に渡って日本に越冬しにくる白鳥に馴染みの無い人と、白鳥や渡り鳥が好きな人が観るのではだいぶ違う感情を抱くのかもしれない。

富山の白鳥の飛
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フルーク(1995年製作の映画)

2.9

フルーク役の犬の表情や動きの演技がすごく上手すぎて驚く。

生まれ変わり系のストーリー。

人間の時に勘違いしてあんなに敵対して争うことなかったのにと…可愛いけれど動物になって仕返しってなんか違う気が
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.3

幼い頃から腎ネフローゼという難病に苦しみながらも入院中に覚えた将棋に魅せられひたすら名人を目指して、自らの命を削りながらも人生の全てを将棋に捧げた実在の天才棋士・村山聖の29年の壮絶な生涯を描いた作品>>続きを読む

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.4

仕事もせず遺産で生活し、独身貴族を楽しむウィル(ヒュー・グラント)がお気軽な恋愛を求めてシングルマザーをあさる。
平気で嘘も付くしダメ男。

母親と2人暮らしでいじめられっ子なマーカス少年と独身貴族ウ
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赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

3.2

後から知ったけど城丸君事件という実際に起きた事件を元にしているサスペンス作品。

男児失踪・死亡事件以外にも保険金を狙った放火など限りなく黒に近いグレーであった容疑者が、実際に無実になっている。
当時
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タイムズ・スクエア(1980年製作の映画)

3.3

ニューヨークのタイムズスクエアを舞台に
、ミュージシャンを目指すロック狂のやんちゃな少女ニッキーと、政治家を父に持つ繊細で孤独な少女パメラの交流と友情を描く青春もの。

1980年代のNYの雰囲気と、
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

3.3

ヘドウィグ役の人が監督脚本もしてるんだ。
壮絶な人生と歌と衣装が相まって良かった。
David BowieやLou Reedの曲も出てきたり、ヘドウィグが歌う曲が良い。

ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

3.2

余命僅かの夫が、妻と子どもの未来を案じて再婚相手を夫自ら探すという話。

織田裕二らしい演技。

不覚にも妻役の吉田羊の自然な演技がリアリティを感じられて、それが良くてホロっと涙を流してしまった。

グリンチ(2000年製作の映画)

3.1

過去のトラウマからクリスマスが大嫌いなグリンチは意地悪で捻くれ者で、山の上に1人寂しく住んでいる。
そんなグリンチがイタズラしに街に降りてきたときに、心優しい少女シンディーに出会って何かが変わっていく
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カナリア(2004年製作の映画)

2.6

オウム真理教をめぐる事件がモチーフになっていて、大人の都合で悲痛な運命を辿りながらも力強く自分を持って生きて行こうとする社会派作品。
親子で身を置いていたカルト教団がテロ事件を引き起こして壊滅し、家族
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.6

作家E・レナードの小説「ラム・パンチ」をタランティーノが映画化。原作では白人だったヒロイン像を監督自身が熱烈なファンだったいう1970年代のB級アクションの女王パム・グリアーを主演に抜擢しアフリカ系に>>続きを読む

グーグーだって猫である(2008年製作の映画)

3.7

漫画家 大島弓子さんの自伝的エッセイの実写化作品。

個人的に吉祥寺という町も井の頭公園も楳図かずお先生も好きなので、ゆるさも含めてすごく好き。今は亡き象のハナコのシーンもあった。楳図先生が笑顔で話し
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.4

ボストンで生まれ、幼なじみとして育った3人の男たちが大人になり、ギャングのボス、FBI捜査官、政治家として、大きな権力を握るようになり、固い絆で結ばれている彼らが利害関係が一致し手を組み、アメリカ史上>>続きを読む

Jam Films (ジャム フィルムズ)(2002年製作の映画)

3.6

日本映画界の第一線で活躍する7人の実力派監督の短編オムニバス作品でそれぞれ違う個性が楽しめる。

最近、ある監督の脚本を何人かが書いたワンシチュエーションのショートオムニバス作品を観た時に、ふとJam
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.7

出会ったころの幸せだった2人の過去と、シンディの気持ちが離れてしまい取り返しが付かなくなって終わりを迎えようとしている現在を、交錯させながら物語が進んでいくのがとても切ない。

シンディ役の女優さんの
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幻の光(1995年製作の映画)

3.2

是枝裕和監督の長編デビュー作。
石川県輪島市の漁村で撮影されたもので、
能登半島地震で失われてしまった風景を感じたくて鑑賞。

子どもの頃に失踪した祖母を引き止められなかったことを悔いている主人公が、
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

呪われた人形とかじゃなくハイテクノロジーなロボだからか、あと引く怖さは無かったけど、デバイス乗っ取ったりログみたいな記録も自分で消すし、制御も効かなくて凶暴過ぎて存在が怖いわ。。。
ハラハラして心拍数
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犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

4.6

再鑑賞。
動物が好きな人、ペットを飼っている人、これから飼いたい全ての人に見てもらいたい胸がギュッと握られる本当に良いドキュメンタリー。

東日本大震災後に原発20km圏内に取り残された動物達と保護シ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

忘れていたので久しぶりに再鑑賞。

ファミレスで強盗計画を企てる男女、ギャングの殺し屋の2人、ボクシングで八百長試合を頼まれるボクサー、一晩ギャングのボスの妻世話を一晩頼まれた部下、紳士的な独自の流儀
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向田理髪店(2022年製作の映画)

3.3

ここまで田舎に住んだことないけど、プライバシーが無くお節介なのとか嫌なような、町の人と共に育っていきあたたかい大家族のようなそんな小さな町の話。

変わり映えしない町に起こる変化。
新しい人が来たり、
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

自給自足で丁寧な田舎暮らしのはずなんだけど、脚本がイマイチなのか人のあたたかさや食材を大切にする愛おしさも感じられなかった。。。旬のものを収穫して調理する姿は見ていて◎

出てくる妹夫婦も性格悪そうな
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.4

大手製薬会社ファイザーの営業マン(MR)でモテる色男のジェイミーと難病パーキンソン病患者美女マギーのラブロマンス。

ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイというだけで美男美女で眼福。(特にアンハサ
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よこがお(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

訪問看護師として仲間に慕われながら献身的に働く真っ当な市子(筒井真理子)が、「無実の加害者」として悪い方向にどんどん転がり、マスコミに追われ人生を壊され、精神的に追い込まれ復讐に狂い絶望しながら全く別>>続きを読む

ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.6

愛する妻が出産翌日に突然亡くなり、悲しみくれながらも残された娘を男でひとつで育てる決意をして、仕事との両立に苦戦し、悩みながらも全力で子育てに奮闘して成長していくシングルファーザーの話。

周りの友達
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恋する幼虫(2003年製作の映画)

3.2

荒川良々が変なの出てるから気になって鑑賞。井口昇監督というAV監督が撮ったものでコメディというより異色な純愛ホラー。全体的に狂っていて見てはいけないものを見たように「ひっ!」とリアルに声が出る。トラウ>>続きを読む

70歳のチア・リーダー(2022年製作の映画)

3.4

もっとほんわかした笑いもあるかと思ったら、シニア女性によるチアダンスチーム「カレンダーガールズ」を追ったかっこいいドキュメンタリーだった。彼女達の素顔というより、ところどころアート寄りの映像表現で彼女>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

2.9

原作未読。

変な間取りから色々辿っていくミステリーだけど、お面のビジュアルとか変な隙間に潜入するのとか、家の中の廃墟の様な感じがホラー。

ビジュアルでやたらビビらせようとしてくるけど、心霊じゃない
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.7

母子家庭でカリフォルニアに引っ越してきて、不良グループコブラ会に付け狙われ、いじめられて怪我だらけのダニエル。そんな彼にカラテの達人の日本人ミヤギさんが特訓して空手選手権で決着をつけることに。

ミヤ
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.5

写真家の奥山由之が監督。
二子玉川の川沿いにある古い1つのベンチを舞台に、そこに来る人達のちょっとした日常を描くワンシチュエーションよオムニバス形式作品 。
5編に分かれたで、脚本は4人で書かれている
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.3

前に鑑賞したけど忘れていたから再鑑賞。

ニコラス・ケイジ演じるセイラーがやたら頼りなくて緊張感も無いどうしようもないダメ男なんだけど、美しいヒロインのルーラが狂ったように愛していて、そしてヒロインの
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映画めんたいぴりり パンジーの花(2023年製作の映画)

3.3

2作目から観てしまった。

舞台は中洲の明太子屋ふくのや
従業員の八重山さんの話とたこ焼き屋台のツルさんの話。
昭和の下町っぽい人情ものだけど、時代設定が謎な部分も。

博多華丸が演じているとコントみ
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.3

建築の街コロンバスの風景やモダニズム建築とインテリア、そして静かな中に余白を感じられる作品。

コゴナダ監督の長編映画監督デビュー作でもあり、小津安二郎監督の映画から大きな影響を受けているとのこと。
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.3

八十八ケ所巡礼という結構クセのあるバンドが出てると知り鑑賞。革ジャンでモヒカンの小峠も出てる。

阿部サダヲ出てるのにここまで全く笑えないの初めてかも。アベサダの歌も役者の演技も悪くないんだけど、脚本
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