Hiiiさんの映画レビュー・感想・評価

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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.7

クリストファー・ノーランのデビュー作

70分の中でもノーラン節というか、時系列いじって現実がなんだったか観てる側が曖昧になる感じがデビュー作から健在。

作家志望のビルは創作のヒントを得るために暇さ
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ハウス・オブ・トゥモロー(2017年製作の映画)

3.2

独特なドーム型の『未来館』という施設を運営する祖母を手伝いながら、世間とは隔離されたような特殊な思想と環境で暮らすセバスチャンと訪問客のジャレッドと友達になりロックを学ぶ。心臓に病気を抱えて生きるジャ>>続きを読む

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.5

葛飾北斎をもっと知りたくなるきっかけになる作品。あまり細かな記録が残っていないようだけど、なんとなく有名な作品だけを知っていた自分は、この映画を観て葛飾北斎の人物自体も実際の作品にも興味が湧いた。>>続きを読む

アロハ(2015年製作の映画)

3.3

キャストがやたら豪華だけど、ハワイの良さや雰囲気をもっと大切にするならこのキャストでも良かったのかなと。コメディ要素もドラマ要素も少し半端な感じでキャストの割にストーリーが…というかハワイの良さをもっ>>続きを読む

チア・アップ!(2019年製作の映画)

3.4

シニアタウンのおばあちゃん達のチアリーディングにほんわかさせてもらい、踊りが苦手な私でもあんな風に仲間と踊れたら楽しいんだろうなと勇気をもらった気がする。いくつになっても何かに挑戦すること、仲間と過ご>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

高齢化対策として、日本政府は75歳以上の高齢者の“死ぬ権利”を認める法律、通称・PLAN 75を施行したという話。
実にリアルで、現代社会の闇や行く末のように感じてしまい、PLAN75関連で働く若者の
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プラスチックの海/プラスチック・オーシャン(2016年製作の映画)

4.0

考えさせられることがあり過ぎて苦しい。
便利な反面目に見えないところで確実に無くならない物質がこの世を埋め尽くしている。想像以上の有害性も。
ゴミ処理場がない国は川に流して海に流れ着く。海の底に堆積し
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.9

2000年に入ってすぐあたりの邦画って良作が多い。

事故により80分しか記憶が持たない天才数学博士と健気な家政婦とその息子のルート、毎日初対面で同じ会話ですら愛おしく受け入れ家族のような存在となり、
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.6

何度目かの鑑賞。
癌で余命宣告を受けた主人公と周りの人々を、コメディ要素とラブストーリーの要素も盛り込んでライトに描いたヒューマンドラマ。笑いとしんみりのバランスが絶妙で、Radioheadの曲など選
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スイートリトルライズ(2010年製作の映画)

3.4

話自体はスイートな様で全然スイートじゃないけれど、一見周りから仲の良い素敵な夫婦にもどこか気薄な関係や慣れてしまった平凡な生活の繰り返しの中に寂しさの隙があって、お互いが壊さないように嘘をつきながらも>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.5

ジェイムズ・ボールドウィンの人種差別問題が背景となる冤罪事件を描いている小説が原作。

1970年代のNYC、ティッシュは19歳、ファニーは22歳。幼い頃から共に育ち、自分の一部の様にお互いがなくては
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.3

監督が映画館でスカウトしたというストロベリー役のスザンナ・サンがとにかく可愛かった!もう、あの子メインかなってくらい。あんな落ちぶれたおじさんで良いのか…若い時って歳上の自分が知らない世界を教えてくれ>>続きを読む

プール(2009年製作の映画)

3.4

いつものキャスト。安定感。

都会や人間関係に疲れたら、猫が自由に行き来する様なチェンマイのこんな開放的なゲストハウスに泊まりたい。

みんなで食卓を囲んで願をかけたランタンを蒸し暑いチェンマイの夜に
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人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)

3.4

原題の方がしっくり来る。

39年連れ添ってきた画家のベンと音楽教師のジョージのおじさんゲイカップルが結婚し周りに祝福されるが、同性婚がきっかけで職も家も失い、いろんなことが上手くいかなくなり、社会か
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.6

私が見ていたのは既に僧侶になり講演などで忙しくしている瀬戸内寂聴の姿だった。
99歳まで生き情熱的かつ波乱の生涯を送った、作家であり僧侶の瀬戸内寂聴が出家を決意させたのが、同業者で妻子ある井上光晴との
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.3

人生のすべてをTVのリアリティショーで全世界に24時間生中継されているトゥルーマンという男の話。トラウマを植え付けられ小さな島から出ないように仕向けられ、自分以外はキャストで、生中継の事実を知らないの>>続きを読む

俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.5

幼馴染親友男友達3人組が悪ふざけからの悪戯を逃れるためにニッキー・スタニッキーという架空人物を作り、SNSアカウントまで作り大人になっても何かのときの便利なアリバイに咄嗟に利用してきた。妻やパートナー>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.6

推し活できることって羨ましい。
好きなことの話があまり合う人がいない自分からしたら推し活での仲間って良いなぁと思う。

松坂桃李と仲野太賀なのにキャストが勿体無く感じるインディーズ感が勿体ない。
だら
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プレッピー・コネクション(2015年製作の映画)

3.4

1984年に進学校に通う1人の学生が起こした事件が基になっている実話。

母親の憧れのお金持ちの生徒が通う名門学校に奨学金で通うことになり、環境に馴染めずいじめられ、好きな子に気に入られたくて始めた麻
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フローレス(1999年製作の映画)

3.6

堅物の元警官とドラッグ・クィーンの奇妙な友情を描いたヒューマンドラマで、最初は仲の悪い2人だけど、互いの孤独や心の内を見せられる仲になっていく過程が良い。

ロバート・デ・ニーロの脳卒中の役柄とフィリ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

ジムキャリーの映画は無条件にポジティブになれる作品が多いが、これは主人公自体が何でも"NO"と言う後ろ向きな人物から、何でも"YES"ということで人生が良い方に進み開けていく話なので、自分も後ろ向きな>>続きを読む

デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.5

おしゃれなポップミュージシャンを目指して大分の田舎から上京してきた心優しい青年がカリスマ的人気の悪魔系デスメタルバンドのボーカルになる話

根岸青年の走り方と歌い方がツボ

無条件に楽しめる作品で、ギ
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.4

はみ出し者同士である12才の少年と少女が、文通を続けて入念な駆け落ちの計画を練り上げ自由を求め逃避行。

衣装の丈とか本当に絶妙でパーフェクトなバランス。淡々としたシュールさもなんだかクセになる。そし
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トイレット(2010年製作の映画)

3.7

母親が亡くなったカナダの兄妹達が母方の日本人である祖母と暮らし、言葉の壁を越えた絆が生まれるのがあたたかくて良い。

もたいまさこさん演じる「ばあちゃん」が外国人に囲まれて生活するだけでもただただシュ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

最初ちょっと難しい構成だなと思ったけど、劇中劇とそれを紹介するTV番組と舞台裏の構成になっている。

ポップな色合い、シンメトリーな平面構図と縦横の垂直な移動撮影は絵本や紙芝居みたいで相変わらず綺麗で
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

3.6

ある日突然父親が女性として生きる選択をした。下の子エマの戸惑いと大好きな父親という存在が変わってしまったことに対し、複雑に感情が移り変わりながらも受け入れようと努力する姿に心打たれた。
エマの表情がリ
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ピーチガール(2017年製作の映画)

3.3

最近重たいのばかり観てレビュー書くのもたまって重くなってたから、さらっと可愛い2人(山本美月と永野芽郁)見て癒されようと思ったら、涙もろくて思わず泣けた。

ももちゃんが自分が1番でないといけない子に
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ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

2.9

前作の胸糞悪さ消して同じキャストで設定変えて紗羅マリーをハッピーエンドにして挽回したかったのかな??
前作の名前そのままだから、ラストに来るまで前作と繋がってると思って見てたから『?』って感じだった。
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.6

アメリカ政府の国家機密を暴露した元CIA職員エドワード・スノーデンの実話をオリヴァー・ストーン監督が映画化。
政府の情報収集システムに疑問を抱いたスノーデンがキャリア・家族・恋人・自由を捨てて告発に至
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シャイン(1996年製作の映画)

4.0

実在する天才ピアニスト、ディビッド・ヘルフゴットの半生を描いた作品で本人も演奏シーンで参加している。

息子への愛が屈折していて、狂気じみたものがあり、完全に毒親である父親。

抑圧的な雰囲気を持つ家
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ニワトリ★スター(2018年製作の映画)

3.3

井浦新、沙羅マリーが見たくて鑑賞。

少しPOPな表現を入れてるけど、ヤクザの残忍さとか邦画独特なズシンとくる気持ち悪さがある。吐き気した。
8割位胸糞悪いシーンばかりで、最後だけ綺麗に終わらせようと
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.3

トニーレオンカッコいい

ウォン・カーウァイ監督のストップモーション的な表現や色合いや構図好き。
ウィンの写真が映像より感情切り取っていて素晴らしいことを再確認した。
滝すごい!
写真から映画へ。旅の
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.7

太陽が照りつけ乾いた雪もキラキラしたプレゼントともサンタもないロサンゼルスのクリスマスイブの午後、売春や薬物使用が目立つエリアでのトランスジェンダー娼婦とその周りの人のエネルギッシュな日常を描いた群像>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.6

テーマ曲が誰もが知ってる曲で印象的。

未来と過去を行き来してるはずが、精神科の患者の妄想と絡めて現実か妄想か分からなくなるような感じがあるタイムリープ作品。

ブルース・ウィリスと美しい精神科女医の
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.4

自分のルーツであるアフリカ系に対する偏見や、白人社会に都合よく扱われることや侮辱的な表現に頼る“黒人のエンタメ”から利益を得ている世間の風潮にうんざりし、誰よりも嫌悪感をいだいていた黒人小説家モンクが>>続きを読む

天国からのエール(2011年製作の映画)

3.3

ほんわかした沖縄の空気を感じたくて鑑賞。
沖縄の本部町で小さな弁当屋を営む傍ら、音楽スタジオをつくり、バンド活動をする高校生に無料で提供して応援し続けた仲宗根陽氏の感動の実話で実際のバンドはステレオポ
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