若色

空飛ぶタイヤの若色のレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
3.0
鑑賞後、うんまあ良かったんじゃない?と思いながらもどこかすっきりしない理由がやっとわかった。
ど昭和熱血男社会ムービーですコチラ。

主要キャラクターに女性は3人。
内助の功を体現したような献身的だけどどこかエロい、男性からみたらおそらく100点満点の、主人公(長瀬智也)の妻(深田恭子)と、タイヤの事故により死んでしまう女性。記事にしたく取材に奮闘するが、圧力により記事をもみ消される女性記者(小池栄子)。
女性が男社会で生きるためには、男を支えるか、死ぬしか、男に負けるかしかない。自由になるために車ごと崖にダイブした「テルマ&ルイーズ」の時代から、30年以上経っても女性の立ち位置が変わっていない気持ち悪さ。それをいい映画だよね!と高評価し、本が売れ、映画の配給が決まる日本の価値観って進歩ないんだな…と悟ったよ☺️

最後の20分でのスピード解決がアッサリしすぎて、拍子抜けでした。
若色

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