「ワイルド・スピード」最新作。
うーん…決して悪くは無いのですが、ストーリーはいつにもまして無理矢理感が否めず、そろそろどこかでシリーズに一区切りつけた方が良いのでは無いかと思ったり…。
もちろんカーアクションは凄いんですが。
特に冒頭の地雷原を突っ走るところとか、崖からダイブするところとかは良かったですね。
ワイスピの風物詩となった終盤の怪獣バトルも良かったんですが、ただ、今までに潜水艦と戦ったり戦車と戦ったりしてるわけで、今作も十分派手なんだけどちょっと物足りなさを感じてしまったり。
多分今まで無茶苦茶やりすぎたせいで目が肥えちゃったんでしょうね。
それで何かド派手なことをやらなくちゃと思ったのか、出て来たのが車で宇宙飛行。
？？？
それはさすがに意味不明では？？
基本的にワイスピはバカ映画ではあるんですが、そういうセンスの無いバカさは求めてないぞ？と思いました。
あと、超強力磁石を使った車引き寄せアクションは面白かったですが、どっちかというとそういう超技術を使ったギミック頼りの戦い方で悪役っぽいよね、と思いました。
というか、純粋にレースが見たいんですよ。
ドムの回想でストリートレースが出てきましたが、いかんせん短すぎる。
というか、あのストーリーなら絶対ラストで一対一のレース再戦する流れだったでしょうが、と思ったり。
あと、ストーリーでいうと実は家族がいて…とか、実は○○が生きていて…という後付け設定が盛りに盛られて、さすがにちょっと…。
登場人物全然銃弾当たんない問題とも繋がってきますが「ワンピース」の世界じゃないんだし、さすがにそういうことやっちゃうと、今後誰か死んでも、どうせ実は生きてるんでしょ？ってなっちゃう気がするんですよね…。
ファミリーの強さがインフレしすぎてアベンジャーズみたいになっちゃってるし。
ドムやレティが強いのはまぁ良いとして、ローマンとかミアはいつの間にそんなに戦闘能力身につけたのか、と。
ブライアンの存在が感じられるラストに関しては、ブライアン役のポールは亡くなってしまったけど映画の中では生かし続けようっていう気の利いた配慮だなぁと感じて良かったです。
そう言えば、今作ではドウェイン・ジョンソンは出てなかったけど、ヴィン・ディーゼルとの不仲問題は解決したのでしょうか…。
