ワイスピ最終章に向けての前章にあたる今作。
前作が余りにも突飛すぎていて残念な結果だっただけに、今回こそはとリベンジで観に行ったが、いや〜もうヤバすぎる！！
オープニングから既にエンジン全開で、まだ次作があるのにそんなにブーストしちゃって大丈夫？と言う心配を跳ね除けるくらい全編見どころのオンパレード。
ぶっちゃけ今回に通じる過去キャラは断片的にしか記憶が無いがそれを抜きにしても超娯楽大作として大いに楽しめる作品となっていた。
今回は父を殺されその復讐のため、その息子によって死よりも精神的にドムを苦しめるために、ファミリーに次々と困難が降りかかる。いつもは反撃にと、策を練って立ち向かうのだがことごとく裏をかかれ、先を越され後手後手に周ってしまい、いよいよ脳筋だけではどうにも防ぎきれず追い詰められていくドム。
ただ、その展開のおかげで中弛みなく、アクションも多く、物語にも緩急がつきいいバランスになっていた。
敵も生粋のワルに振り切っていて、腹立つくらいのヤバさを演出していてこちら側をヒヤヒヤさせてくれる。
過去作を彷彿させるストリートレースやカーアクションのボリュームも今まで以上の迫力で、相変わらずトンデモドラテクも炸裂していたが、原点に立ち戻った感もありワイスピをより好きな人にとっては嬉しい展開ではなかったろうか。
散々な目にあったドムだから次作は反撃の狼煙をあげる展開かぁなんてエンディングを待っていたら…
まさかまさかの！！サプライズ！！しかもダブルサプライズ！！！
一体、どうやって復活したのかは次作で展開されるかもしれないけど、これでハンとまた繋がるのだろうか。
そして、何よりも急にプライベートで不仲になって出演拒否してたアイツ！！まさかまさかですよ！
最後の最後で持ってきたか！CGじゃないよね？と疑いたくなるくらい良くぞ出演承諾してくれたな、とプロデューサーの努力に敬意を評したい。
ジョン・シナが演じたジェイコブが今回あの展開だったのはそのサプライズのためだったのかもしれない(筋肉渋滞しちゃうだろうし…)
自分にとっては彼らがいるワイスピシリーズが好きなのでこれは大いに喜ばしい演出。
ジェイソン・スティサムも予告編以上の展開はなかったけど、このサプライズによって、無双の予感がヒシヒシと伝わってくる。
今回のブーストぶりからして、次作はそれ以上の演出をしなければというプレッシャーもあるだろうが、ここまできたらもう思いっきりお祭り騒ぎして大団円で終焉を迎えてほしい。
追記
今作を初めてドルビーアトモス搭載のスクリーンで鑑賞したが、上下左右前後の音の動きもリアル感があり、ウーハーによる重低音も座席が唸るくらいの重みがありとても迫力があり、派手な作品だと世界に没入でき非常に良かったので、＋200円は掛かりますが、映画の世界に浸りたい方はお試しの価値ありです。
